妄想なんちゃって倶楽部
本当に起きたおヴァカな出来事。スポーツクラブの更衣室で、うずくまるようにして着替えをしている白髪の女性高齢者に遭遇した。更衣室にその人と私の二人きり。何か不気味な雰囲気,なので近づかないようにして、シャワー室を使ってから退出しようとしたら、職員やってきて呼び止められた。その高齢者が、ヘンな申告をしてきたので念のため、事情を伺うということで。出入り口ではない、通常鍵のかかっている?予備扉から何者かが女子更衣室に侵入し通過した??という訴えを、件の高齢女性がしたとのこと。それはあり得ない事だと説明しても、思い込み激しく引き下がらないので、調べておくとなだめてお引取り願ったのだそう。そのような不審な事象に遭遇したかと尋ねられたが、私だってありえんでしょう、としか答えようがない。職員と私で扉の鍵を確認してみたが、もちろん施錠されたままで開閉や侵入は不可能。ずばり、妄想でしょ!!!ということで落着した。いるのよね。日常を超える妄想に生きる人々が、あちこちに。盗難妄想だけじゃなくて、盗聴だの、盗撮だの、覗かれている、忍び込まれただの妄想、あるある。そんな利用者が増えたら、スポーツクラブは妄想老人倶楽部ですか。キモイ(゜o゜;「木曜殺人クラブ」ならともかく、妄想老人倶楽部ではバカミスにもならない。しかし利用者の妄想話に付き合わされる職員もたまらないわ。妄想界よりちょっと怖いのは、今日は雪でそこかしこリアルクローズドサークルになったらしい。そして幻想界より美しい双子座流星群が今夜見られる。だけど夜なお明るき都心部住まいでは、井戸の底から夜空を見上げてもねえ。