砂防堰堤の被害から
今回の西日本豪雨災害ではまだ行方不明者の捜索がなされ、災害後の復旧片づけが地域の方々やボランティアの方々により行われています。梅雨があけて猛暑が続く中、どうか体調をくずさないようにしていただきたいです。 砂防堰堤といえば、いろいろなカタチはあるものの、上の写真のように設置され、一つの河川でも何カ所も、全国の河川で数え切れないくらい設置され、森林の涵養とともに日本の急な河川の流路で土砂災害が発生しないしくみになっていました。 広島県の坂町を流れる天地川の上流に設置された砂防堰堤が破壊された写真を見ると、いかに今回の土石流が大きな破壊力をもって流れたのかがうかがい知れます。 今回の豪雨はダムの緊急放流などにより下流域に被害が発生したところもあります。現在は緊急にやるべき災害対応が優先ですが、いずれこうした従来の災害防止策が今後も有効かどうか検証すべきでしょう。