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ニュースの千葉東病院のレポートに感動した。
内容は、重度障害者のための摂食訓練について。 通常、重度の脳性マヒなどの障害を持つ人々は 口の筋肉をうまく使えないなどの問題から 食事を取るということだけでも大変なのですね。 最悪の場合経口摂取をあきらめ 鼻からの栄養チューブで胃に直接食品を流し込む ということになります。 でもこの病院のお医者さんは、素朴な疑問を感じ チャレンジを始めたんです。 「重度の障害を持つ人たちにも、食事を おいしく食べてもらうことはできないか?」と。 その過程は時間も努力も必要だった見たいです。 通常、寝かせて食事をさせていたそうですが ある看護士さんが、「私たちも寝て食事を 口に入れてもらってみましょう」と言い出し、 試してみたそうです。 仰向けにねて食事を口に入れられると 重力で一気に喉の奥に食事が入ってくる。 とうぜん健康な人でもむせかえる。 これではだめだということで、 できるだけおきた状態で食事を取るように 変更したそうです。 そのほかにも、試行錯誤し 口への刺激に慣れさせる訓練を開発したり、 その人ごとへのあった食事の量とやわらかさを くふうしたり、ゆっくりと言葉をかけつつ食事を 口にはこんだりという工夫の積み重ねを行ったそうです。 その結果、今では訓練半年から1年で 障害の重い人でも楽においしく食事を取れるようになっているそうです。 その映像は衝撃でした。 食事を口から楽しみとして日常的に取れるように なることは、全身の健康状態の大きな改善にも つながるそうです。 障害や問題が大きすぎると、すべての苦痛や 不自由がどうにもならないものと思ってしまいがちです。 でも、小さなことに意識して小さな努力の積み重ねで すごいことができるものなんだと思ったんです。 「小さなことからこつこつと」の大事さ。 そして、「当たり前だと思ってることに素朴な疑問を感じること」の 大切さをあらためて感じました。 千葉東病院のHPはこちらです。 「人事院総裁賞」職域グループ部門を受賞したそうです。 http://www.hosp.go.jp/~chibae2/sesshoku.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.12.23 11:25:49
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