カテゴリ:健康と武術
空手のように巻き藁で拳を徹底的に鍛えるもの、 少林寺拳法のように拳立てで十分とするもの、 中国拳法のある流派のように拳より掌を多用するものなど、 「拳」に対する考え方は様々である。 拳を握ってみるといかにも固く、これで殴ると効く だろうなと思う。 しかし衝撃力というのは拳自体の運動量から発生する力は 思いのほか小さく、腕全体が衝撃力の70%前後で、 のこりが胴体の運動量から発生する。 勿論この比率は突きのフォームに寄って差がでる。 言ってみれば、拳は全身の力を標的に正確に伝える道具と 考えた方が良い。 さて、手は20数個の骨から出来ているが、拳で突いたとき 標的に当たるのは中手骨という骨の先端である。 衝撃力のほとんどはこの中手骨を通して標的に伝わる。 レントゲンで見ても、この骨は意外にキャシャであり、 拳をしっかり握って筋肉の力でこの骨を支えて、はじめて 大きな衝撃に耐えられるのである。従って、拳の握り方が いい加減な握り方だった場合容易に骨折する。 拳にはもう一つ弱点がある。拳と前腕を繋いでいる手首の 関節がぐら付いて安定していないことだ。 巻き藁突きや拳立てなどの目的は中手骨上に拳ダコを作るのが 目的ではなくて、手首を固定させて衝撃力をロスが少なく 標的に伝える訓練である。反面、前腕からの衝撃力は手根骨を 通して直接的に標的に伝わる「掌」には拳が持つ2つの短所がない。 私の経験値では、意外だが拳より掌底の方が衝撃力は大きい。 参考「最強格闘技の科学」より http:www.asukajuku.jp/ 【本日のお気に入り】 青春の門 -筑豊篇- DVD-BOX 新 酔拳 黎明之章 前編 ◆20%OFF! 拳神 KENSHIN デラックス版(期間限定) ◆20%OFF! 健康法<太極拳>が習得できるお勧めセット。気功&太極拳 ビデオ&カセット セット 北斗の拳 〈2006カレンダー〉 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007/04/14 12:32:26 AM
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