カテゴリ:心身統一
相手の攻撃に対して下がって払う、受ける。 または、下がらなくてもその場で捌いて攻撃の 方向を変える。これらが一般的に行なわれている スポーツ競技空手などの防御の方法です。 しかし、例えうまく相手の攻撃を外したとしても、 相手の身体や重心は崩されていないので、次から 次に相手の攻撃は続くことになります。 このように常に自分の身を後手に置くということは、 ほとんど勝算はありません。 受けてから突き蹴りというように、1→2という 2挙動の動きでは、常に相手に対して後手に回る 確立が非常に高くなります。 武術的身体動作の武道空手は、熟練すれば、いわゆる 受けや捌きのような防御というものはなくなります。 防御をせずに相手の攻撃の中に入って行く訳ですが、 仮に受けの動作をしたとしても、その受けが既に相手の 重心を崩していますので、2の攻撃は必要ない場合が常です。 何度も書きましたが、武道の「武」の字は「ほこ」を 止めると書きます。 武道の本来の意味は、戦いを止めるという平和を求める 道でもあるのです。 むやみに相手を攻撃したり、傷付けたり、殺したりする のが武術や武道ではありません。 一手目を受けた時点で相手の重心を崩し、制圧できれば 無意味に二手目の攻撃をする必要はないのです。 ただ、世の中には言っても聞き分けの無い輩もいますので、 二手目があるか無いかは相手次第ではありますが・・。 それでは皆さん!良いお年をお迎え下さいませ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009/12/31 04:51:26 PM
コメント(0) | コメントを書く
[心身統一] カテゴリの最新記事
|
|