私の中の彼へ-青き騎士-飛鳥京香作品

2017/03/30(木)22:53

私の中の彼へー青き騎士ー第4回●

私の中の彼へ(青き騎士)(27)

私の中の彼へー青き騎士ー第4回● 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所  http://ncode.syosetu.com/n5222dc/ 零が沈む道路表面から、粘ばる液体がわき出ていた。 「トラップドアか!?」。 翔は瞬時、そう考える。  トラップドアとは、人類と「アイス」との勢力境界に政げられてるアイスの巧妙なワナ。 トラップドアにはいった人間を、瞬時に、アイスの本拠地である「アイスバレス」に電送するといわれていた。 彼らは捕獲した人類を殺しはしない。みずからの命令通り動く人形とする。 それが、「アイスブレッド」である、  その罠に、翔はひつかかったと思った。  が、そいつは、並のトラップドアとは異なっていた。 粘性のある液体が、翔を人工頭脳装甲服「零」ごと包みこんでいた、しめあげられ彼の装甲服、つまりは「零」の体のはしばしが、きしんでいた。 「こいつは本当にアイスか」 翔は思わず叫びそうになる。 この場面での可能なるあらゆる戦術を、自らの頭脳と零の電子悩で計算しててみる。 冷凍法。光熱法。、、 しかしながら、この液体に対しては反応が皆無であった。 「いったいお前は何者だ」 翔は叫ぶ。 この液体から、声が響きわたる。 「私を何者だと尋ねた?のかね?」 莱の混乱した意識を覚醒させる。 「私は、地球意志だ」 その声か答えた 「アイスではないのか」 「違うのだよ。君達、地球人類の味方だ」 「私をなぜとりこんだ」 「違う、聞達えてはいかん。私は、君を保護したのだ。なぜなら、君にある仕事をしてほしいのだ」 「仕事だと」 「君に、ある人物の「青き騎士」になってほしいのだ」 「騎士だと、この俺さまが、青さ騎士だと。笑わせるな」 「いや、君は笑うが、彼女を我々のもとに連れてこざるをえまいI 「彼女-女か」 「そうだ」 「どんな女だ.そいつが我々、人類の救世主ってわけか」 「彼女は、まだ覚醒していない.今の職業は、殺し屋で。おまけにおたずね者だ」 「はっは?笑わしてくれるそんな女が、俺を「青き騎士」として必要としているのか、 こんな笑い話は連邦軍の中でも聞いた寥がない.最高だぜ」 「ごの荒野の狼と呼ばれる俺が、「斉き騎士」になるだと、これは今までに聞いた最大のジョークだよ。 しかし、翔はきすく. 「まてよ。、、、ひよつとして、今までに出現した「青き騎士」。 皆、お前が郎ってきたというわけか.恐るべき存在だよな.、地球意志とやら」 「翔よ.君も気付いでいるだろうが、アイスの活動が活発になりでいる。 早くアイスを停めなければ、地球がすべて支配下となる」 最近は、気候結界を越えて、アイスが攻め込んできているのだ。 「今までに捕獲された人類の数も多い。人類がアイスの世界に適応してしまえば、アイスの思うつぼなのだ」 「で、おれにどうしろと」 「彼女を、助けてほしい」  「どう思う零」 今まで黙っていた零が、口をはさんだ。  「地球意志とやら。我々に、お返しとして何をしてくれるのだ」 零が地球意志に直接閲いた 「そうだな、自由を与えてあげよう」 「今でも、自由だ」 「連邦軍に監視され統けている傭兵に、近しい存在の君たちが自由だと、、フフ、、笑わてくれるね。 翔と零、本当に自由に生きるという事を教えてやろう、ともかく彼女を助けてくれたら、こうしてあげよう」  翔と零は、急に何者も存在しない空間にいた。足下に地面もなく、いわば空間に浮かんでいる。 辺りは、夜明けすぐのように、薄暗く、光もなく、永遠に何もない空間がつづいているようだ。 「ここはどこだ、零」 「わからん」 その瞬間、急激なイメージの奔流が、翔の頭の中を駆け巡った。 .もちろん零の電子頭脳メモリー内も。 宇宙の中、あらゆる星の中を巡り、歴史の中をとうり、 空間、時間の中をすばやく通り過ぎる感じだ。 まるで 大型のジェットコースターに乗って。すべての星母子の 歴史空間の中を走りすぎていく感じ立った。 どのくらいの時間たったろうか。 彼らは、いつのまにか再び、戦場にもどっている。無傷で 最初の戦場の地面に立っていた。 「今のは、夢か、零」 「いや、通う.俺のメモリーバンクにも残っている」 「地球意志だと」いったい。 「ふざけ名前だな?」 「しかし、力はあるようだ。様子をみるか、どうせまた、我々に接触してくるだろう」 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 2016改定●

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