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ミュータントウオーズ超人類戦記-飛鳥京香作品

ミュータント・ウオーズ第12回

ミュータント・ウオーズ(超人類戦記)第12回
(1978年作品)
第一章 激 怒
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
http://www.yamada-kikaku.com/
(■30年前の小説ですので、設定がその時代です。)

 その瞬間、心の中で何かが爆発したようだった。
何かが音を立てすくずれ落ちていくようだった。
竜は。大地に転がり、わめき苦しんだ。

頭が、胸が、何かの無数の針で、つきさされているようだ
数分後に竜は立ちあかり、そしてゆっくりほほえみジウに言った。
 
「そうだな、ジウ、俺達はこの世界を作りな聊さねばならいな。仲間のところへいこうか」
                       
とりあえず、二人はベトナムから脱出するこどにした。
二人はジャングルを数日かけてつっきり。やがて川のほとりへ出た。
この川はメコレ川の支流らしい。

小さな村落へ出た。
竜は、びっくりする程の金額で、村の一隻あるモーターつきのサンパン
(はしけ)を買い取る。メコン川を下り、南ジチ海へ出るだった。

村人は、彼らが南の方へ下っていくのを見届けでから
村の行政委員会事務局へこの事を報告に行うた
。係官はその村人か
からワイロを受けとり、この事をだまっていることにした。
それから彼は外に出て、小さな小屋にはいり、通信機をひっぱりだした。
村人がいった特徴は、連絡を受けていた通りだったので、係官は喜びながら、
通信を送りだした。
ホーチーミン市を経由して、報告はアメリカ・ペンタゴンヘ届いていた。

大統領の手本にも報告書は届く。

再度閣議が召集された。
「諸君、私は、諸君にあやまらなければならない。私はあ唾りにあの日本人「翁」を信頼しす

ぎていた」
 大統領は、この時、日本への報復を考えていた。経済戦争での報復である。
「長官、荷電粒子ビーム殉はどうなっているのかね」
「はっ、大統領、発射に成功したという連絡が先刻、はいりました」
「それはめでたい」
 閣議全員から、歓声があがった。
「よし、早速、それを使おう。最初の実験材料として彼らを使うのだ。
彼らの位置を、ベトナムにいるCIAの工作員とスパイ衛星ビッグバード
ドを使い、早々に探りだぜ」
 彼は国防長官に向い、皮肉の表情で確認をした。
「今度のビーム砲は、失敗しないだろうね。前回のようにね」
 前の実験では、荷電粒子ビーム砲は、大気と地球磁場の影響で曲げられ、
その目標に命中しなかったのだ。    
「それは間違いありません。今度こそ大丈夫です」
長官は冷や汗をかきながら胸をたたいた。
(続く)
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
http://www.yamada-kikaku.com/


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