散歩道

2008/10/02(木)22:12

スクラップ

心の中(285)

赤ん坊の頃はれいやかみさまが見えるという話しを聞いた。 きれいでけがれていないからなんだって。 赤ん坊を過ぎて気がついたら見えるものがせかいだった。 いたずら好きな人のきれいな心に小さなたねのめが出た。 小学校の時にともだちが泣いてた。 「いじめ」っていうらしい。 先生がおこってた。 おこられた子はないてた。 みんな同じにに芽の花を咲かせた。 中学校にはいった。 「こしぱん」と「あげぱん」って言葉を初めて知った。 なんでズボンを下ろしたりボタンをはずしたりするのか気になった。 きれいなものを失った。 中学校まんなかくらいから終わりくらいまで。 まわりの友達が「こしぱん」ってのをするようになった。 先生の言うことを聞いてたみんなが「こしぱん直せ」って言葉は聞かなかった。 先生とけんかする人がでてきた。 ぼくたちは決まりごとをやぶるのが好きになってきた。 学校に持ってきちゃだめって言われた物もたくさん持ってくるようになった。 どうろにごみを捨てるようになった。 けんかが好きになった。 つまらない顔をするくせにおこられることを選ぶようになった。 「みんなしてるから」って言葉がいけないことをするのに一番きくまほうになった。 みんなしてるから自分もしなきゃって気持ちもでてきた。 かかわりのない人のことはどうでもよくなった。 みんな自分がかわいくなった。 自分をかわいがるために決まりごとをたくさんやぶってきた。 ぼくたちは決まりごとをたくさんやぶっていく。 私は規律を乱すのが大嫌いだ。 学校ってのは法則が破られるのをたくさん見過ごしてしまう悲しい場だ。 私が何よりも学校という場所を嫌がる理由だ。 私くらいの年頃はどうして違反を犯したがるのだろう。 そんなことだけが気にやんで仕方ない。

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