2010/11/14(日)22:03
できること
群馬県桐生市で起きた小学生の自殺事件。
言うまでもなく、私の地元。
もう事件から3週間近く経つだろうか、今でも毎日ニュースでこの話題が出ないことはない。
それだけ重要な問題なんだと、身に沁みてくる。
この事件のことを最初聞いたときは本当に声を出して驚いた。
それほど辺境の田舎の町だから。
日を数えるごとに学校側の不手際は明らかになってきている。
普段刑事事件の記事にはあまり目を向けないが、自然とこれには目が行ってしまう。
自殺のこともそうだが、学校や教員の腐敗が身近にあったことにも正直驚いている。
蚊帳の外だと思っているのが割りと普通なのかもしれないから。
マス・メディアは特にとりあげてもいないが、生徒はどうなんだろうか。
児童が亡くなると、新聞やテレビには生徒のインタビューが大体出る。
「子供が体調不良を訴えて学校を休んだ」とか、「夜眠れなくなった」とか。
そういうものを一度も見ていない。
ただ私が見過ごしているだけなんだろうか。
自殺を配慮してマス・メディアが行わないだけなんだろうか。
今、自殺したあの子の学校の生徒はどんな風に生活しているんだろうか。
正直考えたくない疑問がたくさん浮かぶ。
そして当然のように自分の無力を感じる。
小学校と言えど、地元。
ほぼ100%干渉する可能性がなかったとは言え、もし関われていたならどうにかできていたかもしれない。
このことは私以外でもたくさんの人が感じていることだろう。
亡くなったあの子の不運を嘆かずに居られない。
他人が亡くなって、何ができるんだろうか。
冥福を祈ることじゃ安っぽいだろうか。
他人の、何も知らない私に何ができるか。
ずっと考えているけれど、それが浮かばなくて辛い。
考えすぎなんだろうか。