散歩道

坂本真綾-kissing the christmas killer

イブということだから、クリスマスの曲でも貼ってみようと思った。

と言っても楽しいクリスマスとは言えないような曲なのだけれども。


killerと付いているだけで不吉な感じはする。

けれども実際、私はこの曲の歌詞の意味をよく知らない。

直訳（もちろんそれも完全にできやしない）じゃいびつな日本語になるし、何より訳が見つからないというのが一番だと思う。

いくつか見た解釈では誓いを破ってしまった私をサンタが殺しにくる、とかそんな感じだったと思う。

そう見ればそう読めなくもなさそうだけれども、これじゃないという書き込みもいくつか見た。

まぁ確定ができない以上、邪推せずにただ音楽として楽しめばそれでいいと思うからそれ以上は探求しなかった。

ただサンタが殺しにやってくるのならあの赤い服は血染めなのだろうかとか、忍んで来るのは暗殺のためなのだろうかとか、色々夢は巡らせてしまう。



世間はクリスマスを楽しんでいる。

私も普段通りに勉強の一日だったけれども、兄が仕事の関係で買ってきたクリスマスセットともらったケーキを食べて、ちょっとは違う一日を過ごした。

この歳で家族とクリスマス･･･なんてことも最近じゃもうどうでもよくなってきてしまった。

美味しいものがちょっと食べられれば、それでもう満足にも思える。



一つ嫌なことがあった。

嫌なことというよりも、大切なものを失くしかけている、ということに気づいた。

このことを相手にどうしたらいいのかまるで対処法は思いつかない。

クリスマスだけに、その失いそうなものをプレゼントとして私に授けてくれないだろうか。

そんなことを思わずにいられなかった。

変な絶望も希望も、今は一番欲しくない時期なのに。