東京タワー
めっちゃ遅いけど、ずっと読みたいと思っていたリリー・フランキーの「東京タワー」読みました一緒に福岡に行った友達がうちに忘れて行ってしまったものやってんけど、読んでいいと言ってくれたもんで夜勤前にちょっと早めに起きてしまい、昨日少し読みかけてんけど、いつのまにか爆睡でも今朝途中から読み始めて、一気に読み終えてしまった夜勤前に大号泣でした目が腫れんでよかったわぁやっぱりお母さんって偉大やねうちも家庭環境いろいろあって、物心つく前からそうやとやっぱりそれが当たり前で、小学生とかになってからそれが当たり前じゃないねんなぁと初めて知ったから、幼心にカルチャーショックを受けたものです。母よ あなたはなんと不思議な豊かな力をもっているのかもしもこの世にあなたがいなければかえるべき大地を失い彼らは永久にさすらう母よわが母風雪に耐え悲しみの祈りを繰り返した母よあなたの願いが翼となって大空に舞いくる日まで達者にと祈る母よあなたの思想と賢さで春を願う地球の上に平安の調べを奏でてほしいそのときあなたは人間世紀の母として生きる私の大好きな歌のひとつです「東京タワー」のオカンとうちの母が重なるとこがあって、かなりの天然ボケやし、精神的にストレスが多い日常やと思うのにいっつも笑ってるし、めっちゃ朝弱いし、よううたた寝もするけど、やっぱり一番睡眠時間少ないと思う。なんでこんなに自分のことを後回しにできるんやろうと思います。今のうちにしっかり親孝行せなと強く思った。大病を克服して今なおたくましく生きる母なのでまだまだ殺しても死ななそうな感じやけど父親に対しても、ほんまに勝手で、亭主関白で、不器用で、プライドばっかり高くていまだに他の女の人と切れてへんどうしようもない人やけどやっぱり一人しかおらへん父親で、一生懸命うちらのために仕事をしている父親にもっと楽に生きたらいいのにとかわいそうに思ってしまうところもあり、大切な人で感謝してるし、尊敬するとこたくさんもあるまた、看護職として気づかされるところもあった。うちは産婦人科やからめったに人がなくなることはないねんけど、確かに出産という、その人にとってみればもしかしたら一生に一度のことかもしれへんのに慣れてきてるところがあって、特に一日に4人とか取り上げたときは業務に追われて流れ作業のようになってしまってて、自分の理想の助産とかけ離れてて嫌気がした。「慣れ」って恐ろしい。けど、初心を忘れへんっていうのは、簡単に言えるけど難しいなぁと思う。自分が助産学校を受けるときに聞かれた「どういう助産師になりたいですか?」という質問。その答えをいつまでも忘れずに、実行していける人になりたいこの本を読んでほんまにいろいろ考えさせられた。すごい人やなぁ、リリー・フランキーまだ読んでない人はぜひ読んでみてください