2005/04/02(土)22:33
40代はなぜ再就職が難しいか?その壱
今日は40代に満たない私が40代はなぜ再就職が難しいか考えてみたいと
思います。ひよっこの現実逃避と思って、大目に見てやってください。
一応FPなので、今回はお金の問題について。
年功序列から成果主義に変わってきているとはいえ、
ほとんどの会社の賃金体系では40代は人件費がかかる。
給料だけでなく、例えば厚生年金も労使折半13~14%出していることなど考えると、
結構な金がかかります。
晩婚化がすすんでいるとはいえ、さすがに40代になると結婚して
家庭を築いている方が多いため、家族手当なども余計にかかる。
住宅にも、家族構成にあわせて補助を出しているとやっぱり金がかかる。
給与以外の福利厚生制度は廃止方向に向かっていますが、
このへんの福祉制度はむしろ行政に面倒を見てもらいたいですね。
少子化対策というなら、国が合コンをセッティングするのではなく、例えば、
子供に対して企業の家族手当に相当するくらいの児童手当を払ってほしいです。
そうすれば、企業の福利厚生費を減らせます。
40代を雇うハードルも低くなります。
給与については、成果主義がもっと進んだほうが、
逆に40代の方を低い給与で雇えるので、再就職率は高くなるのではないでしょうか。
もちろん、成果主義にいろいろ問題があると思います。
評価内容が不明確だとか、短期的な成果しか評価されないとか、
プレッシャーがかかるとか。
どちらにしても、もう少し、社会が成熟する必要がありそうですね。
次回は、(比較的)若手からみた心理面について考えてみます。