2005/06/16(木)18:08
「クラインの壷」 岡嶋二人
クラインの壷
岡嶋二人
…………………………
「仮に、あのゲームの中で、女の子を口説いたとしたら、セックスもできるんですか?」
「…セックス?」
豊浦は、ニヤッと笑ってみせた。
「さあ。そこまでプログラムが対応してるかどうか、僕は知らないな。知りたいなら、試してみたら?」
ミステリじゃなくてSFになるのかなぁ?
すいません☆ ジャンル分け、適当ですw
mixi内の友達がこの本の感想を書いていたのがきっかけで
つい最近 岡嶋二人に目覚めた私ですが…
図書館にある中で なるべく発行順に読んでいたので、やっとここまで来ました。
岡嶋二人、最後の作品です。
私はストーリー性のあるものなら何にでも 世界観に入り込んで浸ってしまう方です。
ゲームが作り出すバーチャルな世界にも。
昨年プレステ2でハマっていた「絶体絶命都市(こちらも)」と「桜坂消防隊(こちらも)」。
もっとリアルに体験できたらすごいだろうなぁ~…なんて思いつつ、
予測不能の現実世界とリアルな感触が大好きで
バーチャルな世界に嫌悪感を感じる自分もいます。
でも、現在のゲームよりももっともっと進化した 予測不能でリアルなゲームができたら?
今でさえ、ゲームと現実を混同する子供がいるのに そんなゲームのプレイヤーは
どうなっちゃうんだろう?
ちょっとした恐怖を感じつつも…私は…たぶん……。
【岡嶋二人コーナー】
「おかしなふたり」をもじって付けた、二人の友人たちのコンビ名です。
作品は全て文庫化していますが、シリーズ作品はなく、
1作1作が独立した話になっているようです。
テンポの良い文体と「いかにも」でない複線で どれも読みやすいです。
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