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カテゴリ:クリシュナムルティ氏
理想や最善のものを探し求めることによって、私たちは自分が進歩し、 よりよい世界へ向かって運動しているという気持ちになります。 けれども、その到達点が私たちの悲哀、混乱、貪欲、羨望から投影されているため、 この運動はまったく運動ではないのです。 ですから、この到達点は <あるがままのもの>の対極にあると思われていますが 実は<あるがままのもの>と同じもの、 それから生み出されたものにほかなりません。 それゆえ、それは<あるがままのもの>と<あるべきもの>のあいだに葛藤を起します。 こうして、基本的な混乱や葛藤が起こるのです。 その到達点は遠くにあるのでも、壁のむこう側にあるのでもありません。 出発点と到達点はここにあります。 引用:自己の変容 この世界でどう生きるべきか 著者:クリシュナムルティ 訳:松本恵一 所見: 理想や最善を求める思いの源は、 今そうでないから、そうでありたくないから、 今このままではいけないという『今』の否定である。 理想がかなったときに、心は、一時的に満たされるであろうが、 新たな理想が生まれ、理想との追いかけっこ(葛藤)は、永遠と続く。 こうありたい、こうすれば便利、『今』の否定、理想から 社会が創造・発展されてきたわけだが、 創造・発展の裏には、それと同等の代償がある。 創造・発展 と 破壊・衰退 は表裏。 プラスマイナスゼロ。 理想を持つまでも無く、今が最善だと気づいている。 空っぽの頭には、(最善の)今・今・今。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.02.01 21:30:12
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