728819 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2009.10.21
XML
カテゴリ:Q&A

 

 

http://ateliermusique.jp/
 
モニターのsuko-takeさんから
音圧についての質問がありましたので、
簡単に答えます。
 
質問の内容は省略します。
 
マスタリング(音圧)についてですが、
結論を先に言うと市販のCDのように音圧を稼ぐことは出来ますが、
良質のものにするのは非常に難しい作業です。  
キチッとするにはそれなりの道具と技術が不可欠なんです。  
 
良いマスタリングをするには、まずその前のミキシングがとても重要で、
これがちゃんと出来ていないと後で何をしてもダメです。  
 
簡単に言うと、後で音圧を上げることを想定して、
録音やプログラムのレベルを適正な位置に合わせておく必要があります。 
つまり、ピークの7割程度です。 
 
それから各トラックを調整して
ミキシングを完了させた後に全体の音圧を上げるのですが、
これには何通りかの方法があります。  
 
まず、ノーマライズ。 
ノーマライズとは、
ピークに合わせて波形を強制的に書き換えることで音圧を稼ぐ方法ですが、
これは波形そのものを変形させてしまうので、音質が劣化します。 
通常、僕たちもこの方法は取りません。  
 
次にマキシマイザー。 
これは、リミッターのような役割を持つエフェクターです。 
これを使うと簡単にピークギリギリまで音量を上げることができるので、
慣れない人にはこれが最適です。 
でも、これは単に全体の音量を上げるだけなので細かい調整は出来ません。  
 
要は、目的によって使うものも変わるのです。  
 
次にコンプレッサー。 
これを使いこなすのが一番理想的なんですが、
扱いがとても難しいので熟練者でないとうまくはいきません。 
各周波数帯域ごとに調整が出来るマルチバンドコンプが良いですね。  
 
どの方法でも音圧そのものは市販のCD並みに稼ぐことはできますが、
音質の良し悪しは別問題です。  
 
うちにはこの道具があり、
技術者もいるのでちゃんとしたマスタリングができますが、 
ホームページにアップしている音源は全体的なことを考慮して、
あえて音圧をかなり低めに設定しています。 
それは、生録などのデータは必ずしもギリギリまで上げない方が良かったりするし、
生徒さんの曲もあるので全体的な音量の統一を考えているからです。  
 
あなたのシステムはどうだったかな? 
AIにマキシマイザーが入っていたかな? 
それがあれば使ってください。  
 
でも、音圧が足りなくてもあまり気にする事はないですよ。 
自分で楽しむ分にはボリュームのツマミをひねればいいんですから...
 





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.10.21 21:12:25
コメント(4) | コメントを書く


PR

Favorite Blog

Free Space

にほんブログ村 音楽ブログへ
にほんブログ村 音楽ブログ DTM・MIDIへ
にほんブログ村 猫ブログ オシキャットへ
にほんブログ村 犬ブログ ミニチュアダックスフンドへ

Category

Calendar

Freepage List

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X