白砂糖は、最強の美肌を作る
https://amzn.asia/d/1Wp35oeブティック社 安心 2023年11月冬号 ダイコンで年末年始も絶好調より。目から鱗の記事がありましたので、一部を転載させて頂きます。---------幟立眞理さん日本ベビースキンケア協会理事、株式会社アビサル・ジャパンCEO。娘のアトピーをきっかけにシュガースクラブを開発し、アメリカで特許を取得。2005年、国産原料で国内販売を開始し、世界初の砂糖の入浴剤の開発に成功する。医師との共同研究・開発した砂糖のスキンケア製品を医療・介護の現場で活用し、高い評価を得ている。2015年、北海道経済産業局長賞受賞-------------昔から薬として重宝されていた白砂糖お砂糖は、体に悪い。そう思っている人も多いのではないでしょうか。とりわけ目の敵にされているのが、白砂糖です。精製して、栄養分や不純物を一切取り除いた白糖は、ただ甘いだけ。肥満や糖尿病の元凶と思われています。ところが白糖は、昔から「薬」として使われてきた歴史があります。厚生労働省が定めた「日本薬局方」では医薬品として承認されており、白糖70%を含むイソジンシュガーは、褥瘡(床ずれ)の治療薬として、今も医療現場で使われています。私が砂糖に注目するようになったのは、娘のアトピー性皮膚炎がきっかけでした。0歳時でアトピーを発症した娘は、毎日、大量のステロイド剤を使っていました。思春期になる頃には、首から下は色素沈着で真っ黒。水着も着られない状態でした。そんな頃、アメリカの化粧品原料メーカーから仕事の声がかかり、渡米しました。アメリカは、アレルギー治療の先進国。アトピーにもよい治療法があるのではないかと、期待したのです。そこで知ったのが、白砂糖のすごい力でした。私が赴任したニューヨークは冬の寒さが厳しく、空気も乾燥しています。ある日、同僚の研究員が、「今日は寒いし、乾燥しているから、お風呂に砂糖を入れよう」と言うのです。お風呂に砂糖?: ソルトバスは知っていますが、シュガーバスは聞いたこともありません。ものは試しとやってみたところ、肌がしっとり潤って、めちゃめちゃよかったのです。これだけ保湿力が上がるなら、娘のアトピーにもよいに違いないと、確信しました。ひどいかゆみが治まり色素沈着も薄くなった当時アメリカでは、シャワー用に「シュガースクラブ」が市販されていました。しかし、日本人の、ましてアトピーの肌には刺澈が強いので、肌に優しい原料を選び、アトピーでも使えるようなシュガースクラブを研究室で作ってみたのです。手始めに娘に試したところ、驚くほど肌の状態がメキメキ変わっていきました。あれだけひどかったかゆみが2~3日で治まり、色沈着も1ヵ月ほどで薄くなっていったのです。全くの健康な肌になるまでには数年を要しましたが、最初の1カ月で、「劇的な変化」と思うくらい変わったのです。以来20年以上、私は砂糖一筋に研究を続けてきました。砂糖のパワーには驚くことばかりですが、ほとんどの人がそれを知りません。いまだに白糖は悪者扱いで、中には、漂白で白くしていると誤解している人もいます。白糖は、肌のケアにこれ以上はないというくらい、優れています。その一つが、保湿性です。砂糖は水と親和性が高く、水を引き寄せて長く保持する力があるのです。みなさんは、「煮豆の理論」をご存じでしょうか。煮豆にお砂糖を使うのは、単に豆を甘く煮るためだけではありません。ふっくら柔らかく仕上げるためです。砂糖は浸透性が高く、水と一緒に硬い豆の中に入っていき、豆の中で水分を保持する作用があります。そのため、ふっくら柔らかく、ツヤのある煮豆ができるのです。これと同じことが、肌にも起こります。砂糖は、皮膚の表面を覆う角質層に浸透して角質を柔らかくし、肌に潤いを与え、バリア機能をアップします。ですから、しっとりした柔らかい肌になるのです。砂糖より浸透性が高い塩は、水分を引き出す作用があります。ですから、デトックスや引き締め効果はありますが、保湿効果は期待できません。アトピーのかゆみが劇的に改善するのは、かゆみの原因が主に乾燥によるからです。乾燥した皮膚はバリア機能が低下し、アレルゲンが侵入しやすくなったり、紫外線のダメージを受けやすくなったりします。乾燥は、肌トラブルすべての原因と言っても過言ではありません。あっという間に傷が治る砂糖にはほかにも、傷を治し、細胞の再生を促す作用が認められています。高い防腐性、菌の抑止力もあります。そのため、床ずれの薬として、今も重用されているのです。私はケガをすると、傷を洗って砂糖をのせ、出血が多いときは、洗い流す→砂糖をのせる→洗い流す、を繰り返して絆創膏をはります。すると、あっという間に傷が治って、皮膚も元どおりになるのです。ただし、こうした作用は自砂糖にしかありません。黒糖や三温糖は、中に含まれるミネラルや栄養分が細菌のエサになり、傷があったときにトラブルの原因になります。精製した白砂糖には、肌に障害を与えるものは何一つありません。白砂糖には隠れたすごいパワーがあるのです。肌の水分量が30%アップ!日焼けでシミだらけの肌も明るくなった「白砂糖パック」材料は、白砂糖と小麦粉(米粉でもOK)と水。これだけです。詳しく知りたい方は、ご来店時にお聞きください(笑)。とにかく、悪名高い白砂糖が、実は、すごいという事を知って欲しかったのです。この本のダイコン特集も実はすごいんです。