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カテゴリ:エピソード
一人の熟年男性が検査に訪れた。検査伝票を見ると『負荷心電図(マスターダブル)』に丸が付いている。内科のドクターからの依頼だ。正直、負荷心電図は面倒くさい。
負荷心電図とは、オリンピックの表彰台を想像して欲しい。まさにその台をマスターステップと言うのだ。それを1.2.3.4.5.のリズムで三分間行ったり来たりの運動をして心臓に負荷をかけ、安静時には見られない心電図を誘発しようとする検査である。年齢、性別、体重によって往復する回数は異なる。 負荷心電図は実施直前に安静心電図をとり、その心電図のドクターの判断をもって負荷をかける。 その日も私は正直ちょっと面倒だなぁと思いながら、安静心電図を指示を出したドクターに持って行った。負荷をかけるにあたりその検査目的をきいておくのも検査技師には大切なことだ。 「先生、負荷をかけていいですか?」 「お願いします。」 「この方、不整脈かなんかですか?狭心症かなんかですか?」 と、ドクターにきいた。 目的によっては、負荷後の記録時間やポイントをおく誘導が変わってくるからだ。 が~~~~~~~~~!!!!!ドクターの答えは・・・・・・・・・・ 『バイアグラ希望だから一応、検査するでけだから・・・』 負荷後記録が5分なのはご理解いただけるだろうとおもいます。 負荷心電図の負荷と、バイアグラを使うときの負荷って同じなの?思っちゃいました。もちろん、心機能がバイアグラの作用に適応できるかどうかみているのは重々承知なのですが・・・。 結構、こういう話は多いんですよ! 私は女だから未来永劫こういう気持ちは理解できないと思います。 SEXって大切なコミュニケーションだと思いますが、バイアグラのような薬を使ってでもそうしたい相手が、奥さんとか、とても大切な相手のためならそれはわかる気が・・・。解かりたいと思います。 でも、そうでない事のほうが多いのでは・・・・・?と思ってしまいます。 皆様はどうですか? ちなみに、この方は、無事バイアグラを、ゲットしていかれました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.11.05 20:55:02
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