<チャイルドヘルス>
診断と治療社
2006( 1)
Vol9
no1
p2…Myオピニオン
ストレスとトラウマと…?関西医科大学小児科学教室 石崎優子筆者は現在,大学病院小児科と小児専門病院で心身症外来を担当しています。小児心身症に関わるようになって約15年が経過しました。その中で最近何か変だな?と感じることがあります。……中略私は脆弱化しているのは親のほうだと考えています。子どもが何らかのシグナルを出した時に親が受け止め,子どもを安心させることができないからこそ,子どもはより不安を募らせます。子どもの心身を育てる家庭機能の低下です。ストレスもトラウマも,本当にそれらに苦しむ人々が正しく理解されるのは望ましいことです。しかし勝手な使用法が独り歩きしないよう,もう一度言葉の意味と重みを考えなおしていただきたいと願っています。小児専門病院の先生がここまで仰るということは何故か?考えるべきですね…