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水ブロ

我慢と市場原理主義

前ジム・ロジャーズが村上龍と対談していた記事で、政府は規制をできるだけ緩和すべきだというようなことを言っていました。

例えば、日本のタクシーは初乗り運賃が政府によって規制されている。もしそれがとっぱらわれれば、ダメな会社は駆逐され、いい会社だけが生き残って、料金は安くなり結局誰もが得をする、というような話でした。

要は、市場原理主義というやつです。市場競争にまかせておけば結局、効率よく良いサービスを提供する会社が現れてくるという。そうでないかぎり存在できないからです。

需要と供給。アダムスミスのいう神の手にまかせておけば、世の中のほとんどはうまくいくのです(国はそれでまかなえないところを補うべきですが)。

でもこの神の手。
政府と民間というレベルだけの話ではないのです。

もっとミクロな我々の生活の中でも本当は完全に機能しているのです。

誰もが本当にすきなことだけをする社会。
それはもっとも効率的な社会です。
誰もがやりがいを持って仕事をするため、能率は段違いです。

しかし現実にはそれを妨害する人がいます。
それは、我慢してしまう人です。

人は合わない場所にいる限り、なにかとストレスを感じるようになっています。
それを我慢してはいけません。

我慢して居座ったがために、そこに本当にぴったりな人がそこに来ることができません。
我慢して居座ったがために、お給料は安いままです。
もし、辞めてしまえば、誰も来ないため、雇い主は給料を上げざるをえないのに・・・。

みんなが好きなことをし始めたら、世の中が回らなくなるって?
神の手をなめてはいけません。

もし、嫌な仕事をだれもやらなければ、その仕事の需要は当然あがってきます。仕事の価値があがってきます。その時、喜んでその仕事をやってくれる人は必ず現れます。

だから、誰も困らないのです。

まず、自分が我慢をやめることです。
それが世界をより効率的にするための第一歩なのです。


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