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2010年08月01日
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 投資の真髄 ~偉大な投資家の言葉に学ぶ~
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 〔 第21号 2006/11/06 〕 671部発行

        
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
 【main contents】 成長と安全域(ベンジャミン・グレアム)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 前回の内容と関連して、成長と安全域のかねあいについて
 考えてみたいと思います。

───────────────────────────────――――

 
 もしも、企業の実態価値の最大の部分が経営者の質、業態、
 それに楽観的な成長予想などで占められるようになると、
 安全余裕率はほとんど残らなくなる。

 一方実態価値の大きな部分が
 計測可能な定量的要素の集積として考慮されるとすれば、
 投資家として値下がりのリスクは限られたものになる。

 
 (『株で富を築くバフェットの法則』ダイヤモンド社より)

───────────────────────────────――――

 
 グレアムは、生涯何度か破産寸前の憂き目に遭い、
 安全で健全な投資というもののフレームワークを
 作成することに生涯をささげました。

 その過程で、グレアムはあやふやな定性的要素を退け
 誰もが計測可能な定量的な分析によって
 投資をすることにたどり着きました。


 誰にもわからない将来の期待ではなく、
 誰もが調べることができる過去の実績によって
 投資の決定をしました。


 価格を構成する要素が、定量的で数値化できるものでなく、
 経営者の質、業態、楽観的な成長予想で占められるとき、
 安全域はほとんどなくなるといっています。


 彼の投資の特徴は、
 将来のあやふやな期待成長には一銭も払わないことです。


 日本一の個人投資家といわれる竹田和平さんも、
 同じようなことを言っています。
 
 自分が長年経営をやってきた経験から、
 企業の将来を予想することがとても難しいことを
 体感してきたからだそうです。

 自分の会社の未来もわからないのに、
 他の会社の未来がわかるわけがないといっています。


 しかし、成長性というのも数値化できますよね。
 ここに一つの落とし穴があると思います。

 例えば、5年連続増収増益、成長率何%達成ということになると、
 数字で表現されているだけに、
 さもその企業の成長が確実なものにみえてしまいます。

 成長が確実視されるようになると、
 市場はその企業にプレミアムを支払うことになります。
 あたかもその成長が永遠に続くかのように・・・。

 そんな時に、安全域はほとんど残っていません。


 いくら数値化されても、成長に関する数字を基に投資するのは、
 かなりのリスクを伴います。
 その成長が確実である裏付けをとるためには、
 相当の調査、分析が必要になるでしょう。

 それをしないで、成長銘柄に投資することは、
 投資の範疇から大きくはずれた行為になると思います。
  

 次回はそれを踏まえた上で、
 バフェットがどうやって永久保有に値する成長銘柄を
 見つけているかについてとりあげたいと思います。

【本日の関連文献】
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株で富を築くバフェットの法則新版チによるバフェット評があります。
  バフェットがどういう投資をしていたかを具体的な
  ケースを取り上げ紹介しています。
  僕は2段階DCF法をこの本で学びました。

  





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最終更新日  2010年08月01日 22時20分36秒
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