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鎌倉日記(極上生活のすすめ)

街道レストランの選別法

近くの山(丹沢)に山登りに出かけた。
小雨だったが、山を歩いているだけで、気持ちのいいほうなので、気分爽快になった。
雨をおびたあとの緑の空気が、吸い込むだけで、体を浄化しているような気がする。

 帰りにレストランで食事をしたが、車で走っていると、旨い店の匂いを発する店とこれはどうかなという店がある。(ファミレスは除く)
この感じ方は、けっこう、他の人とも共通していて、横を通りすぎるたびに、「ここは、いまいち」「ここはうまそう。」と言うのが不思議と一致する。そして、この判断は店にはいるとたいていあったっている。
 店が気のようなものを発しているのかとも思ってしまう。

 これはたぶん小説や映画でいうところのディテールの懲り方の違いと同じものだと思う。
 細部をおろそかにしないのだ。車で走ってくる時の計算された店の設置位置、駐車スペースの考慮、最初に目につく看板の品の良さ、ユニークさ、インパクト。
 沖縄が日本に返還されたとき、車が右側通行から左側通行に変わっただけで、同じ場所にありながら、客の入りと客層ががらりと変化したという。

 きょうの店は味ももちろんよかったが、オーダーを聞くとき店員は膝まづいて、低い位置から聞いていたし、お茶も食事中はぬるめで、食後には熱いお茶を言わなくてももってきてくれた。

 ディテールの凝った小説を読んだあとは、人に話したくなりますよね。


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