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鎌倉日記(極上生活のすすめ)

私的ベンチャービジネス論

 静岡を旅していると、骨董屋が多いのに、気付く。
そういえばと思った。

 静岡には、明治以後、徳川幕府が崩壊したあと、徳川慶喜とともに、徳川の武士が移り住んで歴史がある。
そのとき大量に失業した武士によって茶畑が開拓されたのだ。
 その歴史があるから、骨董屋がひょんなところに、多かったりするのだ。よくさがせば、堀りだしものが、まだあるかもしれない。

 それはさておき。
 かつての武士たちはこつこつと仕事をしていたようだ。今のまじめなサラリーマンがリストラにあって、そのあとも、ひたすらまじめに働くように。
 
 しかし、武士の開拓は、うまく、いかなかったようだ。失敗する。
 それは、茶の収穫できる時期が年の一時期だったため、あいた時期の処理がへただったのと、できた茶を売る商人やブローカーたちの扱いがへたなようだったようだ。

 サラリーマンと商人は別人なのだ。生き方の方法論が根本的に違う。 
 それを、まとめたのが、大井川の人足をまとめた清水の次郎長だったようだ。
袖の下を渡したり、人脈を使い、茶を一大事業に仕上げていったのだ。

 このことは、仕事のプライドや、商圏を開くこと、仕事を組織化することについて、考えさせられる。
 いい仕事であることとマーケテイングの根本的な違いだ。
 
 これほど、情報化社会になっても、いい仕事がすべて、世の中に認められているとは、私は思っていない。すばらしいコーディネータや翻訳者、紹介者が存在したときだけ、人々がその存在を知ることできることも多い。
そんなことも背景にあったのか・・。

 そして、もうひとつここで大事なこと。
 ベンチャービジネスといっても、結局は体をはってくる奴のほうがすごいということ。私の周囲でも、高学歴の人間のほうが、ベンチャーにトライする人間は圧倒的に少なかった。
 清水の次郎長がビジネスに転進したように、結局は、土建や不動産、食い物屋など、マネーの虎になって頭角を現すべンチャーの覇者は「やんちゃ系」の人間が多いのだ。

 ビジネスはきれい事ではない、がむしゃらなパワーが必要なのだ。
がむしゃらな一途なパワー。


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