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「映画と本の意外な関係!」 町山 智浩著 単に映画と劇中に登場する本との関係を解説した本ではありません。 「映画は何の予備知識もなく観ても楽しいものですが、観終わった後、心に引っかかったことを調べるとさらに楽しさが広がります」 「ひとつのセリフや描写の背景にあるものを知ろうとすると、思わぬ人物や作品や歴史的事実が浮かび上がり、そこからまったく別の世界につながっていく瞬間がたまらないのです」 あとがきの抜粋である上記の二つの文章によって、主旨が明確に示されています。 町山智宏氏の文章に初めて接したのが20歳のこの時期 映画の見方が変わる本 別冊宝島100 この書籍を渋谷の書店で見つけ、衝撃を受けました。 ちなみに「時計じかけのオレンジ」が表紙となった改訂版も、すでに出版されています。 わかった気になっていた「ブレードランナー」 わかったふりをしていた「2001年宇宙の旅」 わかる術すらわからない「地獄の黙示録」 難解と言われるそれらの映画に関して、資料や取材を基にした解説が施されています。 その解説に触れ、まさに「別の世界につながっていく瞬間」を味わいました。 それ以降、映画を観て引っ掛かったことに対し、熟考したり、時には資料を入手し調べる習慣が芽生え、映画をきっかけに様々な学びを得た四半世紀でした。 この「映画と本の意外な関係!」でも、知ることで「!」となる大ネタ小ネタで満載です。 監督の考えを探る哲学的な話から、笑みがこぼれるジョーク、そして下ネタまで。様々な映画がより楽しく鑑賞できること間違いなし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 15, 2017 03:56:29 AM
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