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テーマ:八幡浜(12)
カテゴリ:八幡浜ちゃんぽん&八幡浜観光地化!!!
別冊Discover JAPAN 「地域創生の切り札 DMOとDMCのつくり方」 DMOとは、一般的には「Destination Management Organization」 簡単に言うと、観光地域づくりのための組織 こちらの観光庁ページにて、簡潔に説明されています。 但し、これでは曖昧な定義なので、Mを「Marketing」と「Monetizing」に変えてみると更に分かりやすい。 「Marketing」は「マーケティング」として一般的な言葉になっていますが、簡単に言うと「モノやサービスをお金に換えて利益を生むことに関わる全ての活動」です。 「Monetizing」とは直訳すると「マネー化する」 少し意訳すると「事業を行い収益化すること」です。 「Marketing」「Monetizing」という要素を加味して改めてDMOを定義すると 「地域外から我が地域に足を運んでもらいお金を使ってもらえるような取り組みを行う組織」 また同時に、地域にある資源を用いて、物販に繋げる取り組みも行います。 この概念を初めて知ったのは東洋経済の120周年を記念して開催された地方創生サミット (サミットのレポートはこちらの報告ページで閲覧できます) まちづくりに関わる方ならご存知の木下斉氏を始め、今年のJC京都会議で講師を務められていた岡崎正信など、日本の地域活性化のエースの方々で出会い、真の地域活性の概念を学ぶと共に、激しく触発を受けました。 また同じ年の11月に開催され「八幡浜ちゃんぽん条例」で優秀賞を頂いた第10回マニフェスト大賞で上京した際に、行政的立場と学術的立場でDMOを推進する同級生2名と飲み会で会い、これこそが真の地方創生策だと確信するに至りました。 振り返ってみると、実のところは八幡浜ちゃんぽんプロジェクトはDMO的な取り組みです。 「商工会議所が特定業種に片寄って応援してええんか!」 という批判を多々頂きましたが、なかなかDMO的活動が理解されず、 「ちゃんぽんのためだけに八幡浜ちゃんぽんプロジェクトを行うんじゃなくて、ちゃんぽんを使って八幡浜の活性化に繋げるんです」 という説明を何度も行いました。たまにブチ切れて 「特定業種さえ活性化できない商工会議所に存在意義はない!!!」 と吠えたりもしましたが・・・・・・・・ そう言えばYEG(商工会議所青年部)の後輩たちが八幡浜ちゃんぽん条例制定に取り組んだ際には「お前らちゃんぽんばかりやっとってもいけんのぞ!!」みたいな批判もあり、同じく「ちゃんぽんのためだけに 云々・・・・・」の説明を追われてました。 私自身も八幡浜市議会の全体協議会にお招き頂いた際に、八幡浜ちゃんぽんプロジェクトのDMO的役割の発言をしたことを覚えています。 実のところはZAKO48(八幡浜雑魚出世街道プロジェクト)も大きな目的の一つがDMOです。 値段がつきにくいけれど美味しい魚を使って、八幡浜に足を運んでもらいお金を落としてもらう仕組み作りを念頭においています。 八幡浜に帰って来る直前に東京で観た資料に、「今後、発展する可能性の無い地域」として四国の西岸と九州の東岸が取り上げられていました。いわゆる宇和海文化圏です。 その時思ったのが、観光地化すればいいということ。 そんな思いを抱いて帰郷した間も無くは、 「八幡浜は観光で生きる町じゃない」 という売り言葉に対し、 「観光地化できない町は滅びる運命しかない」 なんて買い言葉で応戦する場面も多々ありました。 しかし状況はこの15年間で状況が大きく好転し、観光に対する概念も変化してきたような気がします。 愛媛県と八幡浜市の行政としての取り組みと共に、様々な団体個人が様々な活動を展開してきた賜物です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 29, 2017 10:02:52 AM
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