読む前は、あまり好みでない作家さんだし、音楽の話かぁ…と
「羊と鋼の森」のマネかなぁ などと
乗り気なく読み始めました。
コンクールに出場するピアニスト4人がほぼ主役。
昔、天才少女だったが逃げ出してしまった20歳になって、
流れのままに出場することになった大学生
28歳の最高齢出場者の既婚男性
天才でイケメンの王子様みたいな外国人男子
そして、年の経歴もない、超すごいピアニストの推薦があるだけの少年。
このコンクールの予選から最終決戦までの物語でした。
とにかく、すごい!小説なのにピアノ。。。
読みたい、速く、彼の(カザマジン)ピアノを聞きたい、読みたい
スゴイ!
ピアノ演奏に興奮しながら読んでいけました。
小説で、というか文章でこんなことができるんやぁ と恩田陸さんにも
びっくりしながら読みました。
ピアノってそんなにすごいの?よくわからんけど
音楽を聞く感性のある人達の世界があることだけはわかりました。
ちょっとクラッシック聞いてみよう と思いました。
一気読みだけど、読み応えのある すごい小説だったと思いました。
最近、読書力、読書する忍耐力がなくなったのかぁと不安でしたが
違う!面白い小説に出会ってなかったんでは?と
また読書が楽しみになりました。