極楽征夷大将軍 [ 垣根 涼介 ]/足利尊氏の話
この作家さんの歴史ものは面白いからなぁと期待して読みました。足利尊氏のことを弟である足利直義の目線で進んでいく物語でした。尊氏がだめ長男で弟はできた子。どうやって、登りつめていったのか。細かく、丁寧に描かれていきました。うすらぼんやりの兄、尊氏。それでもなぜか、坂東武者が尊氏のついていく。弟がイヨイヨ、ピンチのときの場面が一番良かったと思いました尊氏が、京都から後醍醐天皇を無視して駆けつけるそして、再開したときの弟の怒り、長良の涙。しかし 尊氏、好きにはなれない武将。新田義貞、楠木正成が散っていく。楠木の最後、逃げれば逃げれる包囲網なのに逃げない、そして滅び、尊氏は一度は首を今日にさらずも丁寧に葬る、よかった。結構読むのに力がいりました。尊氏の描き方が良かったと思いました。欲がない、ただ世間。極楽征夷大将軍 [ 垣根 涼介 ]価格:2,200円(税込、送料無料) (2023/8/9時点) 楽天で購入