8月9日(水)くもり・ウルムチへの列車に8月9日(水)くもり・ウルムチへの列車にて列車の中での生活も二日目を向かえた。クーラーが効き過ぎているかと思えば、蒸し暑いときがあったりするのが、ちょっと不満だが、そのくらいはOKである。 11時ごろ西安に到着した。ここで、昨日、硬座から軟臥へ移ってきて、夜遅くに、ふたたび硬座へ強制連行された同志社大学の女性も降りた。その他にも4、5人の日本人が列車を降りたようだ。 景色はすでに黄土地帯特有の乾いた大地が見える。いよいよシルクロードへ近づいてきたな、という感じである。ここまで列車は10分程度の遅れで走っている。6時間ぐらい遅れるのが当然だと思っていたので、少し驚きだ。むしろ、時刻表の方はそれくらいの遅れを予測して作成されたのかもしれない。 夕食を食べた後、ついに強力な下痢に襲われる。正露丸を飲むがしばらく痛みは治まらなかった。何があったのだろう。 夜、歌の話で盛り上がる。隣の中国人の部屋では、「北国の春」や「昴」を数人の日本人が歌っている。私は西川さんとゴダイゴの「ガンダーラ」の歌詞を思い出そうとしていた。「イン、ガンダーラ、ガンダーラ、愛の国、ガンダーラ。」 パキスタンといえばガンダーラ。ガンダーラ=愛の国。よって、パキスタン=愛の国という結論がでる。しかし、愛の国の「愛」とは、いったいどんな「愛」なのだろうか。毛の生えた「愛」は嫌である。 ジャンル別一覧
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