8月18日(金)晴れ・OLDフンザINN8月18日(金)晴れ・OLDフンザINNにて朝7時30分起床。今日はいよいよパキスタン国境を越える。昨日言われた時間にバスに行っても、いっこうに出発する気配はない。パキスタン人の様子からすると、9時ではなくて10時だったらしい。 バスは昨日とは違って比較的なだらかな道を進んでいった。出発してすぐの所で、中国の出国スタンプを押してもらう。そこで中国元40元と日本円で4000円をパキスタンルピーに換えてもらった。 再び出発して、数回の検問を通過すると前方に中国の国旗の貼ってある碑が道路の左右にある。フンジェラーブ峠か。その碑の脇を通過して振り向くとパキスタンの国旗が貼ってあった。「国境か?」と思っていると、バスの中のパキスタン人達が拍手をして「パキスターン!!」と叫び始めた。ついに国境を越えたのだ。 数百メートル走ってから、またバスが停車した。パキスタン側の検査である。そこには、カラコルムハイウェイの開通を記念する石碑が立っていた。 パキスタン側に入ると、山がよりいっそう高く険しくなった。ソンな中をバスは右側通行がら左側通行に切り替えて駆け下りていく。 スストに到着したのはパキスタン時間で4時ぐらいだった。そこで入国のスタンプを押してもらう。トランジットビザを取るつもりだった誠さんは、韓国人はビザがいらないことがわかってうれしそうだった。一方、中田さんも何とか15日間のビザを取得することができた。このぶんならトルファンで別れた人達も入国することができるだろう。 すべての手続きが終わると、フンザに行くためにミニバスとの交渉が始まった。パキスタンに入って初の交渉である。相場がわからないので難しい。結果的には、カリマーバードまで一人100ルピーで行ってもらうことになった。「地球の歩き方」を読んでいると、カリマーバードのふもとの村からジープで100ルピーかかったと書いてある。ものすごいボラれた例が載っているのだ。 フンザインは、とても汚いところだ。オヤジのキャラクターだけが売りらしい。しかも、OLDとORIGINALとNEWの3つのフンザインがあって、かなりややこしい。「地球の歩き方」の情報もかなり混乱しているようだ。 夕食は、ホテル付きのレストランで食べる。35ルピー。オヤジの手作りらしい。しかし、宿代が25ルピーなのに、それより高いのである。ホテル代が安すぎるのだろう。 |