2016/08/23(火)07:28
Documentary of SWE #18 ~ディベート・シニアワインエキスパート試験~
試験とはメッセージです。
『こういう人材が欲しい』
そういうメッセージです。
そのメッセージは受け取りました。
一方で、受験者として、
『その資格が欲しいのか?』
もう一度自分の中で整理し、
試験内容がSWEに相応しいのか?
視点を変えながら検討します。
議題
日本酒関連出題7問を受けて、
この出題は適切なのか?
シニアワインエキスパートは、
『ワイン』だけのエキスパート
ではダメなのか?
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昨日お伝えしたとおり、
SWE試験で、『日本酒』関連が
7問も出題されました。
ボクは少し特殊な人間で、
アルコールが苦手です。
だけど、ワインを好きになりました。
ワインは、生活の大部分を占めます。
ワインに関してはこだわります。
ワインにだけこだわっています。
それ故、ワイン以外のアルコールに
とても疎いです。
ビール、スピリッツ、日本酒等々。
ビールなんて最後に飲んだのいつだろ?
SWEはワインだけじゃダメなんですか?
ビール、日本酒を知らなくても、
ワインは極められませんか?
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上記はボクの素直な気持ちですが、
これに対して反論します。
何かの『良さ』を見つける時、
比較するという事は大事です。
ボクは今の職場が気に入って、
長く居付いていますが、
今の職場に至るまで、
他の職場をいくつか経験し、
その経験の中で、最も輝く職場が、
今の職場でした。
もしも、最初の赴任先が
今の職場だったら、
『良さ』に気が付けなかったかも。
他を経験したからこそ、
わかる良さがあるのは、
自身の経験から明らかです。
それならば、
ワインの良さを知るために、
日本酒を経験する事は、
悪い事じゃないはずです。
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再反論します。
今回、ワイン、日本酒以外のお酒は
計7問ありました。
日本酒で7問
ワイン以外のアルコールは
7+7=14問
73問中14問で、
19%およそ2割です。
他を経験するのが、
良い事なのは納得できるけど、
それにしても、2割は多過ぎないか?
そして、それによって減った問題は?
今回のSWE試験では、
公衆衛生からは1問も出ませんでした。
ワインというアルコールを
趣味とする人間として、
公衆衛生の知識は不要だろうか?
アルコールを趣味とする人間として、
健康の問題(依存症、肝疾患等)、
社会との問題(飲酒運転等)、
法律の問題(18歳成人と未成年飲酒)
を考える必要性を感じています。
試験とはメッセージです。
SWEにおいて、公衆衛生は不要か?
ボクは甚だ疑問に思います。
日本酒の問題を大幅に増やして、
公衆衛生を削るとは、愚の骨頂。
この件に関しては、
ボクは反論がありません。
多少問題数が増えても、
公衆衛生は入れるべきでした。
試験とはメッセージです。
『公衆衛生よりも日本酒を覚えろ』
というメッセージはおかしい。
アルコールの負の部分にも目を向ける。
その為の基礎となる公衆衛生を
疎かにしない。
それが真のワインラバー
じゃないでしょうか?
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シニアワインエキスパートは
『ワインだけ極める』は良くない。
ここは同意します。
これからは日本酒の勉強も始めます。
しかし、日本酒7問という
極端な配分には同意できません。
公衆衛生を削ってまで、
日本酒を増やしたことで、
ソムリエ協会の『メッセージ』は、
著しくバランス感覚を欠いたと
断罪します。
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試験が終わり、ダラダラしてます。
仕事は勿論大変で、持ち越していた
仕事をこなしていますが、
試験勉強が無くなっただけで、
随分と余裕があります。
撮り溜めていたドラマ見たり、
ヤフオクも久しぶりに始めたり、
以前の生活に戻りつつあります。
いつの間にかオリンピック終ったし、
甲子園も終わったし、
台風が来まくっていて、
もしかして、もうすぐ秋ですか?
なんか、浦島太郎状態です。