図書館で借りた本を読む《ランチ合コン探偵》
図書館で借りた本を読みました。
ランチ合コン探偵[本/雑誌] / 水生大海/著
推理ものは結構好きです。
とっかかりは金田一少年の事件簿。笑
少ないおこづかいで集めていました。
ドラマも好きでした、映画は出演俳優さんで素敵な方がいて、4回見ました。
大人になってからビデオ(時代を感じますね)も買いました。
名探偵コナンも好きです。公式アプリで毎日読んでいます。
そこからシャーロックホームズ(子供向け)をいくつか学校の図書室で借りて読みました。
母がサスペンスが好きなので、里帰り中はよく一緒にドラマを見ていました。
浅見光彦は中村俊介さんのが好きです。
推理小説をコミックにした雑誌を母が買うので読んでみたり。
…前置きが長くなってしまいました。
主人公は住宅メーカーの経理部で働く麗子。
同い年で一期後輩のゆいかに、遠距離恋愛中の彼氏から別れ話を持ちかけられ、落ち込んでいることを指摘されます。
麗子の普段の行動から推理したのでした。
それ以来仲の良くなった二人。
麗子はランチタイムに合コンすることを思いつき、ゆいかを誘います。
最初は麗子がFacebookで知り合った人とその同僚。
二人が勤めるビルのエレベーターが夜中に動くという不思議な事象が、自殺した同僚の仕業…という噂話を、ゆいかは質問を重ねて解き明かします。
…ランチで合コンなのにそんな会話をチョイスするのはどうなの男性陣。笑
次はよくお弁当を買う移動販売車の男性と、その協力者の男性。
移動販売車の男性のトラブルと、謎の客の話からまたゆいかが推理をします。
仕事が忙しいだろうから、とこちらも関係は発展しません。
次は、麗子が電車で知り合った銀行マンとその先輩。
銀行強盗に興味があるゆいかが尋ねたところ、捕り物ならあった、と先輩。
ストーカーに追われる女性を、ブレイク前の俳優が救ったという話でした。
これもゆいかは、ただの美談でなく二人の作戦だと見抜いてしまいます。
もちろん今回も、麗子のお眼鏡にはかないません。
次は披露宴で麗子が声をかけた男性とその同僚。
声をかけた方には彼女がいましたが、同僚が麗子の写真を見て一目惚れしたため、合コンする流れになりました。
同僚の失恋、同僚の弟嫁の失踪の話を聞いて、ゆいかが謎を解き明かします。
失恋も、勝手に人妻と勘違いしていただけだったので、後日アタックして見事カップル成立。
…合コンとは何ぞやってなるくらいの縁のなさですね。
次は、新入社員で麗子の高校の後輩がお見合いサイトで出会った予備校講師とその同僚。
初の女3男2です。
後輩が会社の花見の場所取りをしているところに集まった感じです。
お見合いサイトの予備校講師が、窓際にいつも異なるぬいぐるみを飾っている家の話をします。
種類に規則性はなく、不思議に思っていたらまったく別の種類に変わり、それも最近は同じのだけ飾られている…
ここからゆいかは児童虐待と見抜き、かけつけてみるとパトカーが。
心配した父親が侵入し通報、事なきをえました。
後輩は同僚の方とくっつきました。笑
最後は、元カレとその先輩。
元カレは麗子と付き合っていたときの浮気相手と結婚することになっていました。
先輩はバツイチで、百万もした婚約指輪を元嫁にとられたのではないかと疑っています。
それも、元嫁は盗んでいないし偽物とすり替えていて、先輩に好意を抱いている従妹が偽物を持っている、というなかなかしたたかな展開でした。
元カレがランチに誘ったのは、新居に菊の花が届いたのが麗子の仕業ではないかと疑ったためでした。
これも、その後の噂話からゆいかが推理を繰り広げます。
…女って怖い。笑
麗子という名前は、同じ推理ものの《謎解きはディナーのあとで》を思い出し、美人さんなんだろうなぁ…と想像が膨らみます。
美人なのにいい男性と巡り会えないなんて。つらい。
合コンと称して、研修仲間とごはんにいったことはあります。
それまでずっと知り合いだったのに、知らないことがいっぱいで面白かったですね。
合コンもクラブも体験しないまま結婚しましたが、一度くらいお見合いパーティーに行きたかったなぁ、とは少し思います。