図書館で借りた本を読む《親子で学ぶお金と経済の図鑑》その2
読みきれなかったのでせっかく延長したのに、
まったく手をつけていませんでした。
来週は地味に忙しいので、暇なうちに進めないと…
お金と経済
〈どうしてお金が使えるのか〉
お金…広く使える、価値が安定しているという信用が必要
金…日常的に使いにくい、貴金属としてためこまれ流通しにくい
金本位制…金を通貨価値の基準とし紙幣を発行した中央銀行が、
紙幣と同額の金を兌換することを保証する制度
発行したお金と同額の金を保有していることが必要
管理通貨制度…金本位制の限界ののちに移行
法律で規制しながら自国の経済力に見合った量のお金を発行
↑WW2後、金本位制を維持できない国が出てきた
アメリカは十分な量の金を保有
→アメリカのドルが基軸の固定相場制度「金ドル本位制」
→1971 ニクソンショック…金とドルの交換停止を含む新経済政策
〈貨幣、紙幣の発行〉
貨幣…日本政府発行、独立行政法人造幣局製造
紙幣…日本銀行発行、独立行政法人国立印刷局製造
政策実行のため紙幣を増やす→インフレ を防ぐため政府は発行できない
〈お金が紙くずに変わる日〉
WW1後、ドイツのハイパーインフレが加速
→流通量が戦前の2000倍、物価水準は25,000倍に
パン1個が1兆マルクに、100兆マルク紙幣も発行
「パピエルマルク(紙くずのマルク)」と呼ばれる
郵便料金は2年で500億倍
(1922.1.1は2マルク→1923.12.1 に1000億マルク)
レンテン銀行が「レンテンマルク」を発行しハイパーインフレ停止
日本…WW2後は物不足が続く
軍人の退職金支払い等で市場に出回るお金が増加
→ハイパーインフレに
1946.2.16 新円への切り替え、預金引き出しの制限
インド…偽札や脱税の横行
→2016.11.8 高額(500,1000ルピー)の紙幣廃止
四時間以内に銀行に預ければ新しい紙幣と交換可能
〈キャッシュカードとクレジットカード〉
キャッシュカード…銀行が発行、通帳がなくても手続きができる
口座に入っている以上には使えない
キャッシングができるものも
クレジットカード…後からカード会社を通じて支払う
支払い能力以上に使えてしまう
分割払いと一括払いがあり、口座から引き落とし
19c終わりには原型があったといわれる
偽札が多いとクレジットカードの利用が増える
デビットカード…一括払いのみ、すぐに口座から引き落とされる
一体型カード…差し込む向きでキャッシュ、クレジット機能を使い分け
〈プリペイドカード〉
紙型…商品券、ビール券など。お釣りがでないことも
磁気型…テレホンカード、QUOカードなど。
磁気で電子情報を記録、残高がなくなるまで使える
偽造が簡単で社会問題になったことも
IC型…Suica、Edy、nanacoなど。
カードのICに電子情報を記録、いろんな機能を付加できる
サーバ型…スターバックスカード、Amazonギフト券など。
サーバに情報を記録、ID番号だけで決済できる
キャッシュレス決済の割合が多い国(2015)
韓国90%、シンガポール56.5%、スウェーデン48.7%
日本は18.3%→29.7%(2020)
〈これからの通貨、仮想通貨〉
仮想通貨…特定の国家による価値の保証をもたない通貨
支払いに使える、既存の通貨と交換できる
プログラムとして発行
貨幣、紙幣のような形はなくても、データとして存在
インターネット上で監視できるので通貨としての信用を得る
国などの影響を受けにくい、思惑に左右される危険が少ない
送金が簡単で両替不要、時間や手数料の面で便利
決済手数料がほぼ不要なので企業の参入が増加
使える店舗が少ない、相場が不安定
〈いろいろな仮想通貨とビットコイン〉
仮想通貨は2018年2月で1600種類もある
ビットコインBTC…世界で最初、市場規模も最大。36%
2008年にサトシ・ナカモトなる人物の論文で発表
イーサリアムETH…19歳のヴィタリック・ブテリンが創設。21%
プロジェクト・イーサリアムから生まれる
日本の銀行、自動車会社なども研究に参加
リップルXRP…Googleの子会社などが出資するリップル社が発行
決済スピードが速い。8%
通貨間の橋渡しとなる「ブリッジ通貨」の機能をもつ
世界中の主要金融機関が提携を進めている
仮想通貨のリスク…盗まれたり価値が下がったりする可能性あり
紛失、誤送信の際の保証がない
モノの価格
〈値段の決定〉
需要供給曲線
需要よりも供給が少ない→値段が上がる
需要よりも供給が多い→値段が下がる
需要曲線と供給曲線が交わるところが市場均衡
競り…市場などで最も高い価格をつけた者が購入できる
相対取引(あいたい)…市場を通さず、直接交渉して価格や条件を決定
独占価格…特定の企業の独占によって決められた価格
カルテル…同じ業種の企業どうしが協定を結び、生産量や価格等を決定
トラスト…同じ業種の企業どうしが合併や買収で1つの企業になり、
市場の支配力を強める
コンツェルン…親会社を中心に異なる業種の企業が結びつき、
市場の支配力を強める
統制価格…政府などによって決められた価格、公共料金
介護報酬、電気料金、郵便料金、水道料金
〈価格に含まれているもの〉
販売価格=製造費用+物流費用+販売費用+税金
製造…材料、機械、燃料、製造の人件費
物流…倉庫、輸送費
販売…販売店の家賃、光熱費、人件費、利益
〈サービスの値段〉
サービス…モノのやり取りの伴わない業種
ホテル、クリーニング、理髪、銭湯、葬儀、探偵、駐車場、
自動車修理、映画館、病院、弁護士、学校、宗教など
サービスの特徴
同時性…売り買いしたあとにモノが残らず、生産と同時に消費
不可分性…生産と消費の場所や時間を切り離せない
不均質性…品質が常に一定でない、変動性
無形性…触ることができず、購入前に見たり試したりできない
消滅性…とっておくことができない
ラテン語のserve(奴隷)から。
service…奉仕、役に立つこと、助け、尽力、骨折り 等の意味
〈安ければ売れるのか〉
売れない商品
高すぎる→値段ほどの価値がないのでは?
安すぎる→品質が悪いのでは?
適正価格…高い理由、安い理由に納得できる
価格競争が激化→過度な値下げで赤字になることも
価格以外での差別化が成功…品質を上げる、豪華にする等
間違えて途中で公開してしまいました(-_-;)
ようやく1/4が終わりました…
読み終わらなかったらまた今度借ります…多分…
わかっているつもりだったことを、しっかりとした言葉で読むのは大事ですね。
私は買い物はほぼキャッシュレスなので、スマホが必須です。
楽天のポイントやメルカリの売り上げなど。
スーパーはクレジットカードかその店の電子マネー。
独自のものは面倒なのでなるべく増やさないようにしています。