図書館で借りた本を読む《遅刻する食パン少女》

図書館で借りた本を読みました。 遅刻する食パン少女～おとぎカンパニー～【電子書籍】[ 田丸雅智 ] 昔から物語のテーマになっている、 いわゆる〈テンプレ〉的な設定を題材に それでいて読んだことのないような展開の 短編集です。 目次を読んだ瞬間に、 「これは笑える系の本だな」と 思い込んでしまったのですが、 読後感のスッキリしないものや ホロッときそうなもの、 うなりたくなるものなどいろいろでした。 そのどれもが豊富な知識と斬新な発想を 織り込んだような内容で、例えば 「空を切り取りたい」と思うことはあっても それを皮のようになめして加工するとは ほとんど誰も思いつかないでしょう。 (スカイレザー) 作者さんのお名前は知らなかったので 筆者のプロフィールを見ると、 東大の工学部を出てらっしゃいました。 もう東大出身というだけで 頭のよさがにじんできます。 サラッと読めたので助かりました。 あと２冊。 ＊ ＊ ＊