図書館で借りた本を読みました。

ときめき百人一首 (14歳の世渡り術) [ 小池 昌代 ]
↑これ、14歳の世渡り術シリーズなんですね。
巻末に一覧があって、へーと思っていました。
道理で内容が若い子に向けたような書き方。
イラストも今風で可愛いです(^^)

ときめき百人一首 (河出文庫) [ 小池 昌代 ]
文庫もあります。
詩人、作家である小池昌代さんが
百人一首それぞれを現代風の詩にして
解説を加えている形式なので、
本来の和歌の言葉の美しさ、詩的描写を
味わいつつ時代背景も学べるという。
源氏物語ほどではないですが、
百人一首に関する本も読むようにしています。
まだ読み終わっていない本が三冊あるし
この記事では血縁関係などを見ていきます。
1 天智天皇 父 → 2 持統天皇 娘
※持統天皇は天智天皇の弟の天武天皇の皇后
12 僧正遍昭 父 →21 素性法師 子
※僧正遍昭は桓武天皇の孫
13 陽成院 兄の孫 → 15 光孝天皇 祖父の弟
父 → 20 元良親王 子
16 中納言行平 異母兄 →17 在原業平朝臣 異母弟
※二人は平城天皇の皇子阿保親王の子
22 文屋康秀 父→37 文屋朝康 子
25 三条右大臣(藤原定方) 父 →44 中納言朝忠 子
26 貞信公(藤原忠平) 子 ←藤原基経 父
※基経は陽成院を退位させ光孝天皇を擁立
祖父 →45 謙徳公(藤原伊尹) 孫
曾祖父 →51 藤原実方朝臣 曾孫
27 中納言兼輔 曾祖父 → 57 紫式部 曾孫
↓ 58 大弐三位 娘
28 源宗于朝臣 光孝天皇の皇子是忠親王の子
31 坂上是則 坂上田村麻呂の子孫
33 紀友則 35 紀貫之 従兄弟
36清原深養父 祖父 →42 清原元輔 孫
曾祖父 →62 清少納言(元輔の子) 曾孫
※清少納言と藤原実方朝臣は恋仲
38 右近 43 権中納言敦忠 恋仲
40 平兼盛 光孝天皇の曾孫篤行王の子
48 源重之 清和天皇の曾孫
49 大中臣能宣朝臣 祖父 → 61 伊勢大輔 孫
※伊勢大輔は紫式部に桜の取り入れ役を譲られる
50 藤原義孝 子 ←45 謙徳公伊尹 父
父 →藤原行成
53 右大将道綱母 妻 →藤原兼家
※道綱母は『蜻蛉日記』の作者
54 儀同三司母 妻 →藤原道隆 夫
母 →儀同三司伊周、隆家、定子
祖母 →63 左京大夫道雅(伊周の子) 孫
※道雅は三条院の娘当子内親王と恋仲
55 大納言(藤原)公任 父 → 64 権中納言定頼 子
※定頼は小式部内侍をからかう
56 和泉式部 母 → 60 小式部内侍 娘
59 赤染衛門 曾祖母 → 73 大江匡房 曾孫
66 大僧正行尊 曾孫 ← 68 三条院
71 大納言経信 父 → 74 源俊頼朝臣 子
祖父 → 85 俊恵法師(俊頼の子) 孫
※鴨長明は俊恵法師の弟子
76 法性寺入道前関白太政大臣 父 →95 滋円 子
(藤原忠通) 祖父→ 91 後京極摂政前太政大臣 孫
※91 藤原良経は九条兼定の子
79 藤原顕輔 父 → 84 藤原清輔朝臣 子
81 後徳大寺左大臣(藤原実定) 97 藤原定家の従兄弟
83 藤原俊成 父 → 97 定家 子
養父 → 87 寂蓮法師 養子
93 鎌倉右大臣(源実朝) 子 ← 源頼朝 父
※実朝は定家の弟子
99 後鳥羽院 父 → 100 順徳院 子
ふぅ、なんとか、まとめられました。
才能は遺伝なのか環境なのか。
年代別に収録されている、という認識から
紫式部と清少納言のお勤めの時期が
ずれていることに気づいたのは遅かったです。
対面でバチバチしていたものと
当分思っていました。
そもそも定子と彰子のズレに気づくのが遅い…

神作家・紫式部のありえない日々 1巻 (ZERO-SUMコミックス) [ D・キッサン ]
最近ピッコマで読んだこちらの作品に
その辺りは�詳しく描かれています。
…彰子は87歳まで生きたのですね…
長生き…!
ふぅ、あと三冊。
今日こそはジムに行かねば。
あ、上喜撰は喜撰法師から来ているそう。
宇治山を喜撰山と呼ぶらしいです。
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