娘が図書館で借りた本を読みました。
伝記などは元々読みたいと思っているのですが、
冬休みの宿題に「家族で同じ本を読む」と
いうものがありまして… 毎回の長期休みの宿題。
娘が借りた本の中で興味があるものを選んでいます。

戦国姫 ー細川ガラシャの物語ー【電子書籍】[ 藤咲あゆな ]
細川ガラシャといえば明智光秀の娘、細川忠興の妻。
子供の頃、田辺城(京都府舞鶴市、別名舞鶴城)を
訪れたことがあるので(忠興の父藤孝が築城)
うっすらとした縁を感じています。
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1556年4月 長良川の戦いで斎藤道三が死去
→斎藤義龍が美濃統一を進める
1556年9月 明智城落城
光秀は父光綱亡き後叔父光安に育てられる
→光安は明智家の再興をなせと遺言
明智家は美濃の守護土岐氏の流れを汲む
越前長崎の称念寺に落ち延びる
称念寺…新田義貞の墓所、清和源氏の駆け込み寺
光秀は若狭の小浜にいた頃称念寺の末寺の
西福庵に身を寄せていた縁も頼る
→妻煕子が二人目の子、菊を出産
越前の守護は朝倉家で仕官が叶わず
→称念寺の門前で寺子屋を開く
→国衆の黒坂備中守に仕える
→光秀が連歌会主催、煕子が髪を売り費用捻出
(松尾芭蕉「月さびよ明智が妻の咄はなしせむ」)
三人目の子、玉(ガラシャ)が生まれる
1564年 朝倉義景が加賀の一向一揆を攻める
→光秀は黒坂隊の一員として参戦、鉄砲の腕前を発揮
徐々に名を上げ街道の要所に屋敷を構える
四人目の娘が生まれる
1565年 永禄の変→13代義輝暗殺、弟義秋も狙われる
14代は三好三人衆が担ぎ上げた義栄よしひで
1567年 義秋が朝倉を頼り一乗谷へ
1568年 義秋元服、義昭と改名
光秀の母(小牧の方)の兄の正室(義伯母)の父が
12代義晴、その兄弟が義輝と義昭
義昭の側近細川藤孝に取り次いでもらい義昭の家臣に
翌月、義景の嫡男阿君丸くまぎみまるが毒殺される
→義昭の上洛を助けるどころではなくなる
→光秀が織田を頼るよう助言
信長の正室(帰蝶)の生母は光秀の父方の叔母
→従妹の帰蝶に信長への取り次ぎを頼む手紙
→返事が届くと正式な書状を持ち美濃へ、岐阜城で対面
→信長の協力を得て越前へ戻り、義昭と岐阜へ
信長は浅井長政と協力して京を目指し六角を滅ぼし
上洛を果たす→翌月には義昭が将軍に
1569年 三好三人衆が義昭の宿所を襲撃
→護衛として光秀が奮戦、藤孝らの軍が撃退
→光秀、京都奉行に任命される
将軍義昭に拝謁するよう各地の有力武将に書状
→朝倉義景が二度も拒否
1570年 朝倉を討つべく挙兵→浅井が裏切る
→光秀は秀吉、池田勝正と殿に(金ケ崎の退き口)
→信長は家康を援軍に迎え挙兵→姉川の戦い
→三好三人衆、石山本願寺が蜂起
→浅井・朝倉が比叡山延暦寺と結び京へ迫る勢い
→信長は比叡山のふもとに陣を張る
→膠着状態ののち和睦交渉(志賀の陣)
光秀に初めての男子、十五郎が生まれる
1571年 比叡山焼き討ちを信長に命じられる
→近江国志賀郡五万石を与えられる、異例の出世
→光秀は義昭に暇乞いを願い出る
1572年 坂本城完成、家族を美濃から呼び寄せる
(ルイス・フロイス『日本史』には
豪壮華麗で安土城に次いで有名な城と書かれた)
信長の命で長女倫は荒木村重の嫡男に嫁ぐ
信長が天下布武に邁進→義昭は傀儡政権をおそれて
武田信玄や上杉謙信らと「信長包囲網」を形成
1573年 京都焼き討ち→藤孝が信長につく
義昭は信玄の死を知らず挙兵、槙島城に立て籠る
→信長の軍勢が槙島城を包囲、二日で開城
義昭は降伏し追放される→室町幕府滅亡
信長は再び浅井・朝倉攻め→浅井・朝倉滅亡
次女菊が従兄の次右衛門(光忠)と結婚
1574年 信長から玉と藤孝の息子、
四女と信長の甥坊丸の婚約を命じられる
(坊丸…信長に謀叛を起こした弟・信行の子。
柴田勝家に預けられ育てられた)
1575年 秀吉が筑前守、光秀が日向守に
信長の命で丹波平定戦開始、途中病に倒れる
→坂本城に戻り療養、回復→妻煕子が病に倒れる
煕子は嫁入り前に疱瘡にかかりあばたができ、
代わりに妹を光秀に嫁がせようとしたのを光秀が拒否、
その妹八重は信長の側室となり寵愛を得る
煕子死去、棺に付き添って寺まで見送る
1577年 松永久秀が信長に謀叛、忠興が活躍
1578年 玉嫁入り、山城国長岡の勝龍寺城へ
荒木村重が信長に謀叛
高山右近は妹や息子が人質、父が村重寄り
→宣教師や信者を殺すと脅し信長に降る
倫は村次に離縁され坂本に戻る
1579年 玉懐妊、四女も嫁いですぐ懐妊、倫再婚
村重の居城有岡城を攻め落とす
一族郎党600人以上処刑を命ずる
1580年 玉が熊千代(忠隆)出産
光秀は丹波、藤孝と忠興は丹後を与えられる
細川は八幡山城へ→宮津に築城、光秀も協力
1581年 京都馬揃え、光秀が総奉行、四姉妹が揃う
(菊は坂本、倫は福知山城、四女は琵琶湖の大溝城)
信長の衣装は忠興が調達
(蜀から渡った三巻の錦のうちの一巻)
玉は丹後に移る際に郡宗保の娘藤を侍女に
(荒木村重の家臣、処刑の際忠興に逃亡を見逃される)
1581年 宮津へ移る、途中福知山城で倫と再会
天橋立で連歌会
光秀の仲立ちで丹後の豪族一色氏に忠興の妹が嫁ぐ
「明智光秀家中軍法」戦時の規律十八条
1582年 信長が武田を滅ぼす
→祝宴で光秀は信長から屈辱
長曾我部元親と信長の仲を取り持つが破綻
家康と穴山梅雪のもてなしが過剰と不興を買う
秀吉の中国攻めの援軍を指示され
成功したら国替え、坂本と丹波は召し上げ
→信長に邪魔者と思われていると考える
愛宕山の神社を参拝、大吉が出るまで引く
「愛宕百韻」連歌会
光秀に義昭から密書、毛利と長曾我部を結び
反信長態勢を固め、寝返りの誘い
四人の重臣に打ち明け、謀叛を決意
藤は忠興の子を妊娠、側室に
援軍に出発する直前光秀の使者が宮津城へ
→藤孝は出家を決意、忠興と玉との離縁を表明
光秀は方方へ使者を出すも味方は得られず
玉は味土野に幽閉
秀吉は光秀から毛利宛の密書を入手し
毛利との講和をまとめ「中国大返し」
「信長は近江に逃れた」と噂を流し援軍を増やす
山崎の戦い 秀吉軍四万、光秀軍一万
勝龍寺城へ逃れ坂本城への道中一揆勢に討たれる
坂本城へ光忠、秀満が戻る
→堀秀政の軍勢に包囲され自害、明智家滅亡
秀吉が光秀の遺体を磔にし粟田口にさらす
味土野で一家の滅亡を知り自害を勧められるも
細川家の主命がなければ死ねない
玉妊娠
光秀の誘いに乗った一色義有と和解するも
許せなかった忠興が宮津城へ呼び出し殺害
→妻で忠興の妹が忠興に斬りかかる
1583年 玉、男児を出産、忠興が会いに来る
細川家の子として育ててほしいと伝えるも
迎えに来るから待っていてほしいと言われる
1584年 玉、宮津に戻る ←秀吉の許し
秀吉から謁見を申しつけられるも父の仇と断る
秀吉に見初められるのでは、と忠興の嫉妬
玉を一目見ただけで首を刎ねられる者も
→忠興の束縛に鬱々とする
1585年 秀吉の四国攻め、関白に、九州平定
1586年 秀吉が豊臣姓を賜る
玉の長女、長が前野景定と婚約
玉、光千代(忠利)出産
忠興から高山右近の話を聞く
光秀を攻めたので印象は悪かったが
生き方を通してキリスト教に興味をもつ
1587年 忠興が九州攻めに従軍し不在の間に教会へ
→説教を受け理解を深め洗礼を求めるが叶わず
以降、侍女を代わりに教会へ行かせる
周囲も影響を受け洗礼を受ける者も
秀吉の「伴天連追放令」宣教師国外退去
↑宣教師が九州を中心に政治的勢力を意図
洗礼を受けたい玉だが教会には行けない
→侍女いとに洗礼の方法を授けることに
洗礼名ガラシャ「神の恩寵」
重病の次男与五郎(興秋)に洗礼を授ける
→驚異的に回復
忠興に棄教を迫られても断固拒否
1588年 玉、次女多羅を出産
1590年 秀吉が関東を攻め落とし東北を制圧
1591年 長女、長が前野景定と結婚
秀次が秀吉の養子に、関白を譲る
1595年 秀次が秀吉に謀叛、高野山に追放、切腹
前野景定と父長康(秀次後見)も捕縛
忠興は秀次に黄金100枚を借りていた
→謀叛への関わりを疑われ切腹を命じられる
秀吉に借用と訴えると黄金100枚と娘を要求
→長を引き取り出家させる
黄金は揃えられず利家に相談→解決せず
家康を頼る→借りられることに
前野親子、秀次の妻子や側室は処刑
1598年 玉、三女萬を出産
秀吉死去、秀頼のために「五大老・五奉行」
1599年 前田利家死去、態勢が崩れる
「武断派」が石田三成の襲撃を計画
→三成は家康に助けを求める
秀頼の沙汰がなければ謀叛、と諭す
三成は居城に蟄居、利長を屈服させる
1600年 家康「会津攻め」三成の挙兵を誘う
忠興は長男忠隆、次男興秋と出陣
三成が大名の妻子を人質にとるおそれ
→三姉妹は乳母たちへの家へと逃がす
大阪城への招聘を拒否→代わりに宇喜多家へ
宇喜多秀家の妻豪姫は利家の四女
忠隆の妻千世は利家の六女
千世を救う段取りは豪とついている
遺品を託して侍女たちを逃す
小笠原少斎に屋敷に火つけ、介錯を頼む
→キリスト教徒のため自害はできない
『霜女覚書』侍女、霜が玉の孫、光向に書く
霜がオルガンティーノのもとへ報告
玉の死は細川家、イエズス会に伝わり
オペラとしてオーストリア皇帝の前で上演
火が消えたあと、残った骨で葬式と埋葬
関ヶ原の戦い
1601年 玉の一周忌をイエズス会に頼む
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なんとか読み終わりました…
学校の宿題の件はガラシャの母が亡くなるところまで
読んで、「うん、間に合わない」と思って
その時点で書きました。
ガラシャの本は子供の頃に読んだことがあるし
親は本の感想というより、本を読んだ子供について
書くんじゃないかな、と思ったので。
忠興はヤキモチ妬きだなーとGoogleで検索。
「細川忠興 や」と入力した段階で上がった候補が
「細川忠興 ヤンデレ」
「細川忠興 ヤンデレ やばい」などで笑いました。
そうか嫉妬深いを通り越してヤンデレなのね…
私の5冊目は読み終わらなかったので延長します。
途中まで読んでとても面白かったので…
なら最初から読みなさい…(反省)
近所の和食のお店が近々閉店するというので
ランチ目がけて行ったら、同じようなお客さんが
多いからか、昼の営業終了1時間前には
オーダーストップとなってしまい、
入店できませんでした…
この本を読んでいて出発が遅れたせいもあります(^_^;)
閉店の知らせを知った際は、
在庫や損失が少しでも減るように、と
協力する気持ちで利用するようにしています。
偽善者ですので…(^^)
もちろん財布には限りがあるし、いらないものや
もっと安く買えるものなどは買いませんが。
閉店までもう少し日はあるのですが、
来週は閉店する雑貨屋さんに行くので
この和食やさんには行かないかな…
来月閉店するアパレルショップにも行かねば。
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