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テーマ:今日の香り(364)
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本日は母の日です。花屋さんでは、配達が忙しいと聞きますが、皆さんは母上様に何か送られましたでしょうか?一般的には花束かフラワーバスケットが主流のようです。その次にハンカチ・帽子・バッグ小物etcと続くようで、香水はかなり少ないみたいですね。インターネットのお店を見てみると母の日特集などを組んでいるようですが、たぶん売れていないと思いわれます。当のうちの店はと言うとしょぼいセール企画をやり、半分捨て試合ですね。6月からのボーナス商戦に力を注ぐように今は我慢の時期と心得ております。
その昔は、夏場は香水が売れないと言うジンクスがありましたが、これだけの話題作が揃っていれば、嫌でも欲しい香水が出ているのではないでしょうか。店側にとっての問題は、それらの香水をどこの時点で展示から外すのかが大切であり、下半期もたぶん数多くの新作が大量に現れるでしょうから、今のうちに対策を練っておかなければなりません。種類を増やして売上を作るのは、誰にでもできる事であり、商品を絞って同じ売上を実現せよと言うのが上司の口癖なので、正直しんどいです。皆さん飽きるのが早いですからね。ニーズに合わせながら種類を増やしていくとあっという間にガラスケース一台は増えてしまいます。見向きされなくなった香水をどこまで展示していくのか。また、生産終了の香水をどこまで追いかけるか。今後の課題ですね。 と言う事で、母の日にご紹介したく、温存してきた香水をご紹介いたします。本日は「ブルガリ オ・パフメ オーテヴェール&オーテブラン」です。 ブルガリ オ・パフメ オーデヴェール トップノート:ベルガモット ビターオレンジ カルダモン ミドルノート:ブルガリアンローズ ジャスミン ラストノート:スモークドウッド グリーンティ ブルガリ オ・パフメ オーテブラン トップノート:ホワイトティー アルテミシアリーフ ミドルノート:アベルモスク ホワイトペッパー ラストノート:アンバーグリース ムスク 解説:二つのフレグランスを一気にご紹介いたしましょう。小さい香水の店ではどちらかと言うと並べていない店も多く存在しますが、ブルガリの中でも比較的年配層に受けているこれらのフレグランスは、癒し系?の代表作です。 92年発売のオーテヴェールは緑茶を主体とした渋さと柔らかさが共存している香り。トップはフレッシュで生き生きとした柑橘系で始まり、次第にブルガリアンローズのエレガントさがラストのムスクと混じって、清潔感の溢れる香りへと変化します。 時たま顔を出す、緑茶の香りが絶妙で、当店では四十代の方を中心に人気です。コロンなので香り抜けも早いことから、より自然に漂わせたい方にはぴったりです。 続いて、03年発売のオーテブランはと言うと、貴重なホワイトティを主体に、芯が無い柔らかい丸いイメージのする香り。トップからホワイトティの程よい甘さと渋さがアロマ調のアンニュイな香りと繋がってできあがった香りが漂います。その後、フローラルの優しい香りがパウダリーに広がると供にホワイトペッパーのアクセントが徐々にラストへと導いてくれます。ラストはウッディのあたたかさが、体全体を包み込むような感じへと変わり、心から安らかにしてくれるでしょう。 こちらのオーテブランは、二十代中盤の女性からも愛好者が多いようで、特売すると勢いよく売れていきます。 5月2日から、これらを含めた全6アイテムが限定ボトルで登場。いまだにイラストでしか見た事はありませんが、イメージとしてはオムニアの2段の重ねているボトルを1段にしたような形。可愛らしいかもしれませんが、値引率が悪いため、当店では扱いません。 ネットで見つけたらこちらの日記で後日書きますね。(もう、流通しているはずなのに・・・) それは置いといて、母の日のプレゼントを買い忘れた方は、これらのフレグランスを送ってみてはいかがでしょうか?元気の良く若々しい香りを選ぶならオーテヴェール。体の奥に溶け込ませるような癒されるような香りを選ぶならオーテブラン。あなたならどちらを選びますか? 本日はここまで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.05.08 19:25:37
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