2015/10/07(水)23:21
苦い思い出☆
今、お仕事でプロコフィエフ作曲「ピーターと狼」を弾いてます。
全音から出ているこのシリーズは編曲がよくて、挿絵も綺麗。
・・・この曲には忘れられない苦い思い出があります。
まだ小学生だったわたくし。
某音楽教室へ通っておりました。
その音楽教室のレッスン内容は今思うととても考えられた素晴らしいもので、グループレッスンでは(グループと個人の2本立てレッスンでした)早くからコードネームも習ったし、伴奏付けやエレクトーンでの合奏、それに歌も沢山歌いました。
ある日、先生がお話付きのワクワクする曲を聴かせてくれました。
それがこの「ピーターと狼」。
登場人物それぞれが自分のメロディーを持っていて、ピーターは本当に元気一杯な男の子みたいだし、おじいさんは頑固そうだし・・・まるで絵画を見ているような感じがしました。
今でもこの曲は聴くのも弾くのも大好きです。
なのに、ちょっと胸が痛む。
観賞し終わって、先生は感想文を出すように仰いました。
それでわたくし、「あひるはバカだと思う」って書いたんです。
池から出なければ狼に食べられることもなかったのに。
って。
そしたら、
「知子ちゃん、お話の感想じゃなくて、音楽の感想を書きましょう。どんな楽器が使われてましたか。
そんなことだとバカになりますよ。」
と、翌週先生からコメントが。
まあ確かにね。
今、生徒にコレ言ったらエライことになるでしょうねぇ(^^;;
「感想を書けって言ったじゃん!」とか言われそう。
当時この教室には日本中に何万と生徒がいましたから、先生も色々な方がいらっしゃったのでしょう。
そんな思い出。
よく止めなかったな、わたくし。