早く☆0.58秒に2拍
以前日記に書きました Oz のプーランク祭り。日も迫って参りまして順調に練習中です。・・・・嘘です。難航してますというのも、『ピアノとオーボエとバソンのためのトリオ』のテンポ設定が・・・・1楽章・序奏後↓Presto二分音符=104計算機で計算してみましたすると1小節を0.58秒という速さで弾かなくちゃならない~。2拍子だから0.58秒に2拍ずつという計算。速いよ・・・・・。因みに Presto は音楽用語辞典では「速く」となっていますが元来の意味(イタリア語)は「早い」。Normalmente vado a letto presto.(ふだんは早く寝ます)・・・という風に使います。3楽章冒頭↓Tres vif(大変快活に ”Tres” のアクセント、表示できません。悪しからず)付点四分音符=138-1441拍 0.43秒です!2小節目をご覧下さい。1拍に6コの音を入れます。0.43秒に6コです!途中に至ってはこんな・・・↓6連符とか勘弁して下さい”のだめカンタービレ” で、のだめたち ”ヤキトリオ” がこの曲のテンポ設定で足並みが揃わなかった時、「関西人のノリでやりましょう」と言った理由がとってもよく分かります。(14巻参照)一見、「そこまで速く?」と思うのですが、このテンポ設定こそが生粋のパリジャン・プーランクが求めていた軽妙な音楽の生命線なんじゃないかなあと思います。1小節に何秒・・なんて計算はナンセンスですが、計算してみるとコンマ何秒の世界なんだなと改めて思ったり。F1みたい??メトロノームにとらわれる必要はないけど、書いてあるもの、無視もできません。(←当たり前だ)これから本番に向けて、わたくしたち Oz のサウンドを追求したいと思います1/24(日)、お時間ある方は是非お越し下さい!ご予約はカーサ・クラシカ TEL: 03-3505-8577 または メッセージにて承ります。