第6回 希望のしらべ☆HICAREのためのチャリティーコンサート
今日は『希望のしらべ』というコンサートに行って参りました。会場は浜離宮朝日ホール。同じ高校出身のピアニスト・戸梶美穂さんと前田麻紀さんが出演しました。このコンサートは放射線被曝者医療国際協力推進協議会(HICARE:ハイケア)の取り組みに賛同した方々によって開催されたチャリティーコンサートです。ホールではHICAREの活動の様子などが展示され、パンフレットも配布されました。HICAREは『世界最初の被曝者医療の経験と研究成果の蓄積を生かして、海外からの医療・研究者の受け入れ研修を行っている』そうです。(パンフレットより。広島は世界最初の被曝地です)医師の派遣事業も行っています。HICARE。お恥ずかしながらわたくしは初耳でした。広島に原爆が落ちたことなどまるで遠い過去のことのようになりつつありますが、1986年のチェルノブイリなど今も放射能汚染によって苦しんでいる方々がいらっしゃるのです。そしてこれからまた起こるかもしれません。(絶対に起きてほしくないです)戸梶さんも前田さんも広島のエリザベト音楽大学で後進の指導にあたってらっしゃいますが、エリザベトは原爆による惨禍の中、青少年に希望をそして広島に文化の灯火を、とベルギー人の神父さまが音楽教室を始められたのがそもそもだそうです。戸梶さんはスクリャービンの” 4つの前奏曲 作品22" " 練習曲 作品8-12"前田さんはドビュッシー作曲 " 牧神の午後への前奏曲 " を前田さん自身の編曲で、それからリスト" エステ荘の噴水" お二人ともすごいんです。国際コンクールで上位入賞者ですし。特に前田さんのドビュッシーは素晴らしかった。多彩な音色で、まるでオーケストラを聴いているみたいでした。最後に、ユネスコより平和芸術家の称号を授与されたというセルゲイ・マカロフ氏によるバッハ" 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調" ブラームス ”幻想曲集 作品116-1,2,3" ラフマニノフ" イタリアンポルカ" " 前奏曲 作品3-2 "出て来た瞬間に一緒に聴きに行ってた S ちゃんと顔を見合わせちゃいました。だって開演ちょっと前にお茶してたときカフェにいた方だったんですもの。正装されてるからそうかな、と思ってたけど数人のロシア人の方々と結構盛り上がってて(これから出演する人がこんなとこにいないよな・・)と思ってたんです。情熱的なバッハ。素晴らしい集中力。よい演奏会でした。終演後はやはり寿司でしょう。築地市場の目の前ですから。なんだか、あん肝メインみたいに写ってしまった・・・。築地の『すしざんまい』安くて美味しいです