000000 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【ログイン】

帰ってきた二次元に愛をこめて☆

February 6, 2010
XML
カテゴリ:映画・DVD・Blu-ray
インビクタス 負けざる者たち

クリント・イーストウッド監督は今回も手堅い。
上質な大人のための映画である。

オリンピックを観戦する時は誰でも愛国者になる。普段スポーツに興味がなくてもだ。職業、立場、年齢その他あらゆる垣根が崩壊し、自国を応援する時ほど、”国民”としての一体感を感じる時はないだろう。

白人が黒人を虐げて来たアパルトヘイトは制度としては終止符を打ったが、社会的にも精神的にも南アフリカを支配していた。その中でマンデラ大統領は、ラグビーのワールドカップを通して、差別の壁を打ち壊そうとした。白人の有利を打ち砕いても、黒人が以前の白人と同様に白人を虐げたら何も変わらない事を、マンデラは知っていた。だがそれを国民はおろか、自分の周囲の人間に理解してもらう事すら困難な事も、彼は知っていたのだ。



そして・・・ラグビーの代表チーム”スプリングボクス”通称ボカの優勝までの軌跡を通して、南アメリカに芽生えた意識の変革が、この映画で静かに語られていく。大袈裟な盛り上げもお涙頂戴もない。だからこそマンデラ大統領とピナール率いるボカが成し遂げた偉業が真実味を持って迫って来るのである。エンドロールで、実際のラグビーの試合やマンデラの姿が見られるのもうれしい。




パンフレットの作り方に不満がある。

キャストにモーガン・フリーマンとマット・デイモンしか紹介されていない。確かに他は無名の俳優かもしれない。だがこの映画のもうひとりの主役と言って良い存在がマンデラ大統領のSP達である。彼らの事も紹介して欲しかった。最初は反目しあうだけだった白人と黒人達が、マンデラ大統領の警護をする中で心を通わせあい、遂には手を取り合ってボカの優勝を喜び合う。その姿はマンデラ大統領の唱えた「虹の国」の体現なのだから。

優勝杯にも白い手と黒い手が重なり合う
そういう演出も彼らあってこそ生きて来る。



それはともかく・・・

モーガン・フリーマンが素晴らしい
マンデラ大統領そのものにしか見えない

マット・ディモンも苦悩する主将ピナールを良く演じている。体格がマッチョになっているのには驚いた。他の役者も良い筋肉がモリモリだ。ラグビーのシーンを見ていると、人種差別への風刺がテーマでもある映画に何だが、これは人類でも体格の良い種族が似つかわしい競技だと思うのだ。ぶつかり合うとバシ!ガシ!と擬音が入って強調されているとはいえ、本当に頑丈でなければ出来ないなと感じてしまう。



今の南アフリカは、マンデラの理想からはずれ、新たな差別が生まれ始めているという。何とも皮肉な事だ。その国で今度はサッカーのワールドカップが開催される。人々は再びひとつの祖国の声となれるのであろうか。

・・・あの決勝の飛行機のシーンも実話なのだろうか?


にほんブログ村 アニメブログへ






Last updated  February 7, 2010 12:19:28 PM
[映画・DVD・Blu-ray] カテゴリの最新記事

PR

Rakuten Profile


もるがんさん

愛しきは好奇心

フォローする

Freepage List

Recent Posts

Category

Archives

November , 2017
October , 2017
September , 2017
August , 2017
July , 2017

Comments

おぼろ.@ Re:銀魂 第241話 アルファベット表記で人類みなホスト(01/09) やっと念願のレッツ・パーリィが来ました…
もるがん@ Re:いつも御世話になっています。(01/05) ヒガシさん お世話になってます! 人が…
ヒガシ@ いつも御世話になっています。 初回から各校の実力者が多々も多過ぎます…
もるがん@ Re:いつも御世話になっています。(01/05) ヒガシさん お世話になってますo(^-^)o …

Favorite Blog

劇場鑑賞「ジャステ… New! BROOKさん

奥様は、取り扱い注… MAGI☆さん

ボールルームへよう… らいち♪♪さん

横浜高島屋の清月堂… Gloria-Rさん

PCエディタの各機能… 楽天ブログスタッフさん

ジャニーズWEST「炎… スイーツ博士の助手さん

蘇芳色(SUOUIRO)~… 蘇芳色さん

Rakuten Ranking


Copyright (c) 1997-2017 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.