2007/06/17(日)14:54
お産ダイアリー その四
5月23日 午後
車で一路病院へ。混んでる。。。車の振動でどんどん痛みの感覚が狭まる。オットにさすって欲しいが運転中につき、んぺの手を、むりやり尾てい骨へ。うーーん、ビミョーだわ。まつばさんの手が欲しい。
病院ではすぐ、産婦人科長の先生に通される。と、陣痛。「アヴェサダさんは、帝王切開後の経膣分娩を希望とのことで、リスクを承諾してますよね。母体&胎児死亡もしくは、子宮破裂&胎児死亡の可能性がある、ということです。」とはたで聞いたら恐ろしいことを説明していたが、痛すぎて「はい、はい、はい、サインします」としか言えない。病院としては、当然ともいえるけど、せっかくここまですすんでるのに、緊張さすこと言わんでーー。そして、内診すると、子宮口も8センチなので、入院せよとのこと。
陣痛室に他の産婦さんがいるので、分娩室で着替えやら説明やらを受ける。なんだか、モノモノシイところだなぁ~。早速、緊急手術に備えて点滴。そして心拍確認装置を。うーむー、これがイヤだわぁ。動けん。心なしか、陣痛の間隔があいたような・・・。あーあ。痛いのは痛いんだけどねぇ。やっと装置から開放され、散歩してきていいかと助産師さんに聞くと、病院内だけにしてとのこと。オット、んぺとともに、うろうろ。階段で院内散歩したいと言ったら「点滴もったままじゃムリ!それに、経産婦さんなんだから、ムリしないでください」と叱られた。時折襲ってくる痛みに「さすって!」とオットに要求。「なんだかお尻にズンズンくるものがあるんだけど、大丈夫?」とオット。「でも、もっとすごい声で叫ぶほどじゃないと産まれないんじゃないかなぁ」と私。でも、ウンチしたいような気もするしなぁ。
助産師さんが、「アヴェサダさん、こんなとこまで来てるんですか!!もう、産科内にいてください。」と探し回ってくれたのか、はぁはぁ、息咳きって。すんませんねー、じっとしていない産婦で。しょうがないから陣痛室へ。隣では、絶えず心拍装置をつけて横になっている産婦さんが、しんどそうにしている。寝てるとしんどいもんね。と、夕飯が私にももらえるらしい。どうも食べる気がしない。当然、んぺが盗み食い。「結構、食べましたねー」と助産師さん。陣痛室には子ども入室不可らしいので、本当のことはいえず。
回診にきた先生にも、「まだ余裕ありそうだね」と言われる。それより、お隣の産婦さんが「まだ促進するんですかぁ」と本当にしんどそう。つきそいのお母様とお話すると、入院して3日目らしく、なかなか赤ちゃんがおりてこないので、促進剤を投与しているとのこと。いやぁ、促進剤の陣痛って、本当に休憩時間がないんだなぁ、それは大変じゃよ。うなり声に、かわいそうになってくる。きっと、恐怖と疲労で心底大変だろうに。そのうち、先生とご家族とが話し合って、迷った末、緊急の帝王切開にするとのこと。でも、ここでも、あくまでも、家族と本人の希望を尊重する方向であって、先生が決めるものではなかった!胎児ちゃんは元気だから、もう少し待ってもいいですよ、ということらしい。私の前回のとは違うわ。先生が主導であったし、入院して、半日強で手術を勧められたしなぁ。ここの病院は、「待つ」方針。まあ、3日はつらいかもしれんけどね。あまりにもお母様が痛々しかったので、「私も前回は手術でしたよー、そんで、そのときの子が、んぺです」と言うと、「そうよねー。こんなに元気な子だものね、手術だっていいわよね。」と励ましに一役かった、んぺでした。
そんなこんなで、私はほっとかれ、それが幸をなしたか、えらく痛いのがくる~。耐え切れず、ナースコールを押すと、「分娩室行きましょう!」・・・しかし、装置つけっぱなし、点滴しっぱなし。あれらもない姿。