日常生活の謎解き

2008/03/13(木)22:33

沖縄で創作コース料理 グールトン/沖縄市

料理・グルメ(292)

夕食は沖縄市の郊外にある創作南欧料理のお店「グールトン」へと向かった。宿泊地のザ・ビーチタワー沖縄からは車で約15分。米軍基地の間を縫うように走り、メインストリートをかなり外れた住宅街の中にある。カーナビが無ければとても到着できないような場所だ。 お店は見晴らしの良い高台にある。ウッドが基調のなかなかおしゃれな外観に期待が持てる。お料理のセンスは建物の雰囲気と共通するものがあるからだ。店内に入るとアメリカ人のセレブらしき団体さんがホールの真ん中で盛り上がっていていかにも沖縄ならではの雰囲気。他にもフォーマルなグループ客が多く、ここが地元の人にとって特別なお店であることが判る。内地からの客は間違いなく我々のみのようだ。 ディナーメニューは¥3150のコース料理のみ。メインのお料理が当初は羊であったが、同行者が苦手なのとお店が気を使って地元の魚「ブダイ」に変えていただいた。このような時にいやな顔見せずに快く対応する沖縄流の「観光客をもてなしたい心」は素晴らしい。 前菜はミーバイとイチゴのカルパッチョ。地元の食材とフルーツの取り合わせが斬新。ソースは酸味の効いたバルサミコ。海草を素揚げにしたものなのかカリカリとした香ばしいものが良いアクセントになって美味。 サーモンのロースト。軽く外だけに火が入っていて中はレアな状態。ソースに深みがあってこれも美味。是非とも白身魚でも味わってみたい。 魚介類のスープ。メインも魚になったので、あえて順番を入れ替えていただきました。甲殻類の味噌をベースにラグー状のイカや海老、魚の身がふんだんに入った具沢山のスープ。この時点でもう満足。 メインはブダイのムニエル。淡白な白身の魚ですがしっかりと下味がついており、トマトソースとの相性も良い。どの料理もボリュームたっぷりで最後がさっぱりしたトマト風味なのがありがたかった。 デザート。これもなかなかの盛り合わせ。もちろんコーヒーもつく。 内地の感覚で言えばこの内容のディナーで¥3150は格安。料理のセンスも独特で地元の食材も使っていてなかなか面白い。なによりボリュームがあるので外国人でも満足できるのではなかろうか。雰囲気も良く次回は大切なときに利用したいとっておきの店がまた一つ増えた。

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