2008/08/30(土)17:09
田舎洋食いせ屋/広島県呉市
呉といえば戦前は海軍の街。今では海上自衛隊の基地があり、独特の雰囲気をした街だ。今でこそ百貨店やショッピングモールのある呉駅周辺が賑やかであるが、昔からの商店街には海軍隆盛の頃からのお店がまだまだ頑張っている。田舎食堂いせ屋は創業大正10年の老舗。現店主の祖父に当たる創業者は旧海軍のコックであり、「海軍さんの洋食」という謳い文句も伊達ではないお店。今日のランチはここに決定だ。
いせ屋 posted by (C)awajisan
お店は小さなお店で20席程度しかない。12時前の入店だが自分が入ったところで満席となった。注文したのは名物の「洋風かつ丼」¥1100。全国的に良く食べられている卵とじになったカツ丼ではなく、岡山あたりで食べられているデミグラスソースのカツ丼だ。手際よく調理された洋風カツ丼はカレーなどで使う洋風の底の深い皿に盛られていて、カツカレーのような見た目だ。
洋風かつ丼 posted by (C)awajisan
ライスの上に乗っているのはトンカツではなくビフカツ。小さめに切られていてカツはとても柔らかでナイフは不要。ソースは昔ながらという表現がぴったり来る嫌味のない味。酸っぱくなくもっちゃりでもない正に洋食の王道で、店名には「田舎洋食」とあるが、懐かしさがとても新鮮。次回来ることがあれば、今度は正調ビーフカツにもチャレンジしてみよう。
「田舎洋食いせ屋」
広島県呉市中通4-12-16
0823-21-3817
AM9:00~PM8:30
木曜定休