札幌駅からＪＲ札沼線で２４分。以前乗車した際はディーゼルカーが走っていたが、沿線は開発が進み路線も電化されて近代的な電車が走るようになっていた。路線の愛称が「学園都市線」とあるように沿線には学校も多く、あいの里温泉の最寄も「あいの里教育大駅」。駅前には大型ショッピングセンターがあり、いかにもニュータウンの雰囲気。温泉は表玄関とは逆側にあり、住宅街を抜けると５分ほどで到着。２０１０年１２月にオープンした新しい施設で、広い駐車場にちょっと小さめの建物。入浴料は￥４２０と銭湯価格だ。


札幌あいの里温泉なごみ posted by (C)awajisan

脱衣所に入るといたるところに「撮影禁止」の表記がある。入浴客が多く、とても撮影できる雰囲気ではなかったが、この「撮影禁止」の文字はなんとも高圧的な感じがあり入浴前から興醒めしてしまう。周囲の迷惑を顧みず撮影したり、盗み撮りなんてのはもってのほかだが、もうちょっと寛大になっても良いような感じがする。

浴場は内風呂と露天がある。内風呂は５人ぐらい入れる温めの主浴槽、２人ぐらいの熱めの副浴槽、電気風呂とあり、ニュータウンの新しい施設の割には全体に小さめの印象。露天風呂も３人ぐらい入れる大きさで、いずれも常に入浴者が入れ替わる状況。湯は４３．４度、ｐＨ６．８、毎分２３０リットル湧出のナトリウム－塩化物強塩泉。おそらく主浴槽は加温なしなのか体温をやや上回るぐらいの湯温。厳寒の１月でやや頼りない感じだが、苦味を感じるほどの塩化物泉で入浴していると汗が吹き出てくる。上がり湯に熱めの浴槽に入ったが、札幌のホテルに戻るまでポカポカ感は持続していた。薄い黄褐色で、ごく薄いモール臭あり。場所柄ももうすこし広ければよいのだが、湯を薄めず使うにはこれぐらいが良いのかもしれない。

２０１３年１月入浴