学生時代に東北ワイド周遊券を利用して旅した東北鉄道旅行を振り返ります。

・大阪～長岡　急行きたぐに　５８３系

旅の第一歩は寝台急行きたぐに。大阪～新潟を結ぶ５８３系利用の電車寝台で、自分にとって初めての３段寝台体験だ。スキーシーズンの利用で寝台はほぼ埋まっている模様。３段寝台の最上段だが、下、中段にも乗客は居た。「銀河」「出雲」に続き３度目の寝台列車利用で、良く眠れた印象がある。目的地は東北だが、まずは長岡で寄り道。


５８３系 posted by (C)awajisan



・越後交通西長岡駅

最初のお目当ては貨物鉄道の「越後交通」を訪ねること。以前は旅客営業も行っていたようだが、この時点では信越本線の来迎寺と長岡市内にある西長岡を結ぶ貨物のみの営業。ここには廃止になった北海道の定山渓鉄道からやってきた国鉄のＥＦ５８を寸詰まりにしたようなＥＤ５１００型が居る。当時は貨物鉄道の存在は今以上にマイナーなもので、鉄道雑誌の片隅に小さく乗っていた情報を頼りに訪れた。越後交通バスの西長岡駅から近く、詰所で来意を告げると快く構内での撮影許可が出た。何事にも大らかだった時代だ。他にもＥＤ３１１やＥＤ４０１といった地方私鉄らしい機関車や、無蓋車に小屋を乗せたような奇妙な貨車の姿もある。田中角栄氏健在の頃で、お亡くなりになられた１年後の１９９５年に路線は廃止となった。走行を見たかったが、再訪かなわず残念。


越後交通ＥＤ５１０２ posted by (C)awajisan


越後交通ＥＤ４０１ posted by (C)awajisan


越後交通ＥＤ３１１ posted by (C)awajisan


妙な貨車 posted by (C)awajisan



・長岡～東三条　急行赤倉　１６５系

僅かな区間だが、ワイド周遊券の特典を使って急行に乗車する。車両は夜行快速ムーンライト用に座席が取り替えられた車両で、グリン車発生のリクライニングシート。当時は特急でも非リクライニング車が走っていた頃で、とてもデラックスに感じられた。


急行赤倉 posted by (C)awajisan



・東三条～燕　　弥彦線　１１５系

短編成化改造された２両編成。当時はまだワンマン運行はされていなかった。同線専用の塗装が今見るとかえって新鮮だ。


弥彦線１１５系 posted by (C)awajisan