数年ぶりに知多半島を訪れた。セントレアに行く以外の目的で訪れたのは１０年ぶりぐらいになるだろうか。当時は今ほど温泉に興味もなく、温泉だけ目当てに訪れることはあまりなかったので、知多半島の温泉は未訪のまま。最初に訪れたのが坂井温泉だ。


坂井温泉湯本館 posted by (C)awajisan

セントレアの対岸に位置し、夏は海水浴が楽しめそうな場所。建物は比較的新しいが「湯元」の名前を信じての訪問。入浴料は￥５００。浴場は最上階にある展望浴場。主浴槽は無色透明のものだが、ドアを開けた外側にある半露天風呂は真っ赤な湯がドバドバとあふれ出ている。どうやら温泉利用はここだけのようで、３人ぐらい入れる広さ。夏場は窓を開けると露天風呂になるようだ。古代ギリシャ人の口が湯口で、ここから赤い湯がドバドバと吐き出される様はちょっと異様なものがあり、暗いとかなり不気味かもしれない。


赤湯の半露天風呂 posted by (C)awajisan

湯は坂井温泉２号泉利用。源泉温度１８．４度の含鉄(II)ナトリウム・マグネシウム－塩化物泉。加熱利用のようで、湯口からの湯はタイミングによって色が濃い赤だったり東明に近かったりしており、循環されているかどうかは不明。口に含むと意外やしょっぱさはなく、金属味だけが印象に残った。塩化物泉でない赤湯は珍しいのではなかろうか。景色もよく、夏は海水浴客でにぎわいそうだが、冬はのんびりと独占浴。これはありがたい。

２０１４年２月入浴


展望風呂は白湯 posted by (C)awajisan


夕日を一望 posted by (C)awajisan


対岸にはセントレア posted by (C)awajisan