「一生を終えてのち残るのは、われわれがあつめたものではなくわれわれが与えたものである」という言葉に感動して1日じゅうペンを執ったり、「日記を3年続けて書いた人間は将来何かを成す人間である。10年間続けて書いた人間はすでに何かを成した人間である」というのに勇気づけられると共に、何かをなさねばと励まされたり・・・。8年あまり素直に自分を書いたつもりだ・・、だから悪いことは決してできないはず・・、とはいっても、後ろめたいことは何度かしている。でも日記ではそのことを許している、それが自己の弱さでも・・・。この日記を書く行為が僕を悪い道へ走らせなかったものと思う。今日書いた手紙はかねて日記に書くような調子なのだ、だからほんにつまらないものだ・・、文才があればいいのにとつくづく思う。妹は残念なことをした、近いうちに連絡しよう。教習所が意外とかかってしまった。3段階のみきわめのところ・・、免許なんかあまり欲しくないんだけれど必要だし、お金がかかるのがイヤになっちゃう。おじいちゃん、手紙ぐらいは読めるでしょうか・・?カボチャの成績はどうなんだろう?それに就職のことは?音沙汰がないからまだ決まってないのだろう・・。こちらで探してみたほうが良かったかな、すっかりアテにしていたから、弟も思ったようにはいってないようだ。世の中はそう甘くないのだな・・、覚悟して帰るぞ。結婚は28~30才ぐらいにと思っているのだが・・、そのうち大恋愛でもしたら別だけれど、当分は音楽と本とリスニングルームのことでいっぱいだ。、快楽を絶って汗水を流す決心・・、まだまだ自分のことだけで精一杯です。では皆様お体に気をつけて
元気な正月を。昭和51年12月29日・水 P.138より転記
早いものだ。今年も残り10日になってしまった。それもあっという間に過ぎてしまうだろう。高校を卒業したのはついこの間のような気がするがやがて6年が来ようとしている.24才の歳をおもえばとうに成人しているはずなのにてんで何もできない。頭ばかり大きくなってしまった。
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