ピーロートの試飲会&ワインセミナー
今日は、ピーロートの輸入するワインの試飲会と、ボルドー大学公認ワインテイスターのワインセミナーが開かれるというので、行ってきました。ボルドー大学公認ワインテイスターというので、お偉いさん風の人なのかなぁとか、もしかして、フランス人で、片言の日本語だったら…なんて思ってたら、ごらんの通り、まだお若くて、とってもチャーミングな女性の方でした。下山宏枝さんとおっしゃるそうで、ボルドー大学の醸造学部に1年留学されて、公認テイスターの資格を取得されたそうです。カナダ出身で、もともとフランス語会話は不自由しなかったそうですが、ボルドー大学での講義は専門用語が多く、最初のうちはとても苦労されたそうですョ。でも、徐々に専門用語にも慣れ、研修後半には、仲の良い学友もたくさんできたそうです。いいですね~。カッコいい! とってもうらやましいです。でも、自分は、語学の厚い厚い壁がゼッタイに乗り越えられないですね。セミナーは、ボルドーのワインについて、基本的な内容ですが、ブドウ品種の特徴や位置づけなど、改めて納得させられた内容も少なくなくて、参加して本当によかったです。プチヴェルドーなんて、ボルドーのワインにちょっと入ってる品種くらいの認識しかなかったですが、しっかりしたタンニンやニュアンスのある香りを持った重要な品種なんですね。山椒は小粒でもってことでしょうか。いやぁ、目からウロコでした。さて、ワインの試飲会の方ですが、少なくとも50種類以上、本当にたくさんの種類のワインが展示されていましたョ。さすがにすべてはテイスティングできませんでしたが、相当な種類テイスティングさせていただきました。おもしろかったのは、マーク・ウエストのピノ・ノワール。これ、ピノ・ノワールにシャルドネとシラーをブレンドしているんだそうです。カリフォルニアのコンクールで1位も取っているんだそうですョ。スワロフスキーのクリスタルガラスで飾られたボトルがひときわ注目を引いたのは、イタリアのトスカーナで作られるワイン『ディアデマ』です。はじめて知ったので、調べてみたら、ホームページ(diadema-wine.com)もかなりスゴいですョ。 ぜひ見てみてください。そういえば、甘いワイン、しばらく飲んでないなぁと思って、試飲してみたのはハンガリーのミュスカト・オトネルで作る『フェア・アラニー』。ハンガリーといえば、すぐ思い浮かぶのは『トカイ』ですが、ミュスカト・オトネルは、もっとすっきりフルーティーで、気軽に楽しめますね。そのほか、スペインのビオ・ワイン『アルテロ』も、ジャムのように濃厚で、やわらかく、おいしかったですね。今回は、フランスの偉大なワインもいくつか出品されていました。ソムリエ協会沖縄支部の照屋支部長が教えてくれたんですが、マルゴーの格付けシャトーのセカンド・ワインが3種類、しかも同じ2004年のヴィンテージで試飲できました。これは、またとない機会ですね。シャトー・ローザン・セグラのセカンド、『セグラ』、シャトー・デュルフォール・ヴィヴァンのセカンド、『ルレ・デュ・デュルフォール』、そして、コミック『神の雫』にも登場してしまったシャトー・パルメのセカンド、『アルタ・エゴ・パルメ』です。なるほど、確かに違うもんだなというのはわかりましたが、ぜひいつか、食事と合わせながら、もっとゆっくり比べてみたいと思いました。 一口飲んで、「うぉ~」とかいうくらいじゃないとダメですかね??トプノ・メルムのシャンボール・ミュジニーや、有機栽培のシャトーヌフ・ド・パプ、『ガルディーヌ』なども、申し分なくおいしかったですよ。 これまでのワインの記事は こちら