自分が、年末年始に行った与論島で、いちばんしたかったこと、それは…、もちろん、釣りです。日記を読んでいただいている皆さんは、もう忘れかけてしまっているかもしれませんが
、自分が沖縄に来た理由が、「タマンを釣ること」だったわけなんです。しかし、日々何となく職場と家を往復するうち、海は遠のく一方。今回、数ヶ月ぶりに釣り竿を持ちましたよ。
1日の午後から、釣り開始。ポイントは、
プリシア・リゾートから歩いて行ける防波堤です。すでに何組かの釣り人が竿を出していて、よさそうな場所は空いてない様子。しかたなく、堤防の下の根魚狙い。釣れたのは、右の写真の
イシミーバイ(カンモンハタ)や、10cmくらいのカワハギなど数匹。いずれもチッチャイ。
「俺は、こんな金魚を釣りに来たんじゃないよ。」という嘆きも、波間に虚しく消えていきます。顔は、うっすら笑ってるけど、結構落ち込んでます。
翌2日は、プリシア・リゾートの企画で、その名も『プリシア・クルーズ』に参加。これ、グラスボート(左下の写真。50人乗りで、かなりデカイ!)で行って、魚がいるのを目で見て、そのまま釣っちゃおうという、ちょっと反則!?って感じの企画。しかも、お正月からグラスボートに乗ろうなんて人はあまりいないらしく、貸し切りです。フッフッフ
ところが…、「見える魚は釣れない」というように、そう簡単にうまくいくものではありません。結局、またしても、イシミーバイ(右下の写真)と、金色に輝くヤマブキベラの稚魚(それは、それで、きれいでしたが…)なんかが釣れただけで、帰港。
そもそも、そんな大きい魚はいなかったんです。
プリシア・クルーズのガイドをしてくれた伊佐さんが、「夜は、漁港でガーラとかが上がるらしいですよ。」と、励ましてくれ、翌3日の夜明け前にも釣りに行くことに。まだ暗いうちから、独り防波堤で、荒れ狂う海の波音を聞きながら釣っていると、ほとんど、気分は演歌の世界。「兄弟舟はよぉ~」みたいな…。
ここは、冬の日本海かぁ~??って感じです。あまりに波が荒いので、底ものの仕掛けは、入れた瞬間に根掛かり。
というわけで、浮き釣りで頑張りましたが、浮きだって、常時1~2mの波に揺られているので、アタリなんて、まるでわかりません。コレで釣れるのかぁ~?? と思ったとき、グググッ! 来ました。来ました。これですよ。明らかに、昨日までのチッチャイ魚とは違うアタリ。釣り上げてみると、見たこともない系の赤い魚が(左下の写真)。コレ、ホウセンキントキっていうんだそうです。
キントキダイの仲間だそうですよ。後から釣りに来たおじさんに聞くと、煮付けにしたら旨いとのことだったので、家に帰って、さっそく煮付けに(右下の写真)。食べた感じは、白身で、結構身も締まっていて、スズキとか、ヒラメとかに近い感じ。かなり旨かったですよ。いい晩ご飯のおかずになりました。
調べてみると、刺身でもイケるらしいです。次回は刺身ですね。
この後、明るくなってから、30cmくらいの
ニザダイがかかったんですが、足元でバラしてしまいました。痛恨!
そのほかに、
ギンユゴイっていう魚も釣れました。見るからにあまりおいしそうではなかったので、リリースしてしまいましたが、
さかな君によれば、「白身で、舌で溶けそうなやさしい味」なんだそうです。
酢締めにした人もいるらしく、「コハダのような感じで美味」なんだそうです。結構デカかったので、持ってくればよかったですね。