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April 5, 2008
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カテゴリ:音楽
今年は指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンの生誕100年なんだそうですね。それを記念した242枚組のCD全集DVDドキュメンタリービデオのDVDなども続々と発売されています。

今日は、NHK-BSで特集番組『まるごとカラヤン』が放送されました。放送時間は全部で11時間!びっくり ビックリです。しかも、それを全部通して見てしまった自分にもビックリ。あっかんべー

前半で放送されたカラヤンのドキュメンタリー、興味深かったですね。クリスタ・ルートヴィヒが「カラヤンがあまりに無理をいうので、本番で声が裏返ってしまい、以後出演を断り続けた」と語ったり、ルネ・コロが「カラヤンとけんかしたらもう音楽界にはいられない。レストランでもやろうかと思っていたら、バーンスタインがイスラエルで『大地の歌』をやるといわれて、そっちへ走ったんです。」って暴露してましたね。バーンスタインの『大地の歌』、いわれてみれば、ルネ・コロとクリスタ・ルートヴィヒがソロを歌っています。そんなことがあって、この組み合わせが実現したんですね。この『大地の歌』、リハーサルの映像も見たことがありますが、バーンスタインはバーンスタインで、ものすごく早いテンポを要求したりして、カラヤンから逃れても、バーンスタインでもまた災難。一難去ってまた一難だったというのがよくわかりました。グンドゥラ・ヤノヴィッツでしたか、「カラヤンに、お元気で、といわれたので、もう次はないんだなと思った。よい別れができました。」なんて語っていたのもとても切実な感じでした。

クラシック・ファンのみなさんから袋だたきに合いそうですが、実は自分、昔からカラヤンはあまり好きではなかったんです。ですから、カラヤン生誕100年といっても、すっごく冷めてたんですが、先日WCPEを聴いていたら、カラヤンの『メタモルフォーゼン』が流れて、「悔しいけど、やっぱり美しいなぁ。」と思ったわけです。

カラヤンの『メタモルフォーゼン』、本当に美しいんですよ。泣き笑い 晩年のR・シュトラウスによって書かれたこの曲、ヴァイオリン10人、ヴィオラ5人、チェロ5人、コントラバス3人という23人のソロのために書かれた作品です。さっそく楽譜を取り寄せてみたんですが、ごらんの通りすごく複雑です。この作品を、カラヤンは、ソロの美しさを活かしながら、完璧なアンサンブルで演奏しています。そして、ここに表現された寂しさと悲しみ、あきらめなどがひしひしと迫ってきて、聴き終わった後は何も言えないくらいの深い感動に包まれます。

メタモルフォーゼン メタモルフォーゼン

こんな経験もあって、「もしかすると、自分もオトナになったので、カラヤンに対する考えが変わるかも…。」と考え直して、この11時間という長時間、ひたすらカラヤンに浸かってみたんです。

その結果、カラヤンがこだわった「レガート」の美しさは理解できたものの、やっぱり、肌が合わないんだなぁというのが正直な感想です。これは、自分の肌に合わないというだけで、「いい」とか「悪い」という話ではありませんよ。ベルリン・フィルとの映像、チャイコフスキーの『悲愴』や、『第九』のスケルツォ以降はまだついて行けるのですが、ブラームスなんて、クライマックスは派手でうるさいだけのような印象。ブラームスは、ベームが「自分の生涯で最高の演奏」と語った1975年NHKホールでのライヴなども映像で見ることができるので、どうしてもそちらの方が勝ってしまうんでしょうかね~。ショック

カラヤンは完璧主義で、ストイックで、あまりに客観的、しかも、音楽を恣意的にコントロールしようとするので、どこか人工的な感じもして、なんか響きが無機的になってしまうように思えてなりませんでした。音楽の自然な呼吸が感じられなくなってしまうというんでしょうか。喩えるなら、「昔の日用品がピカピカに磨かれて、博物館に飾られているのを見たときの違和感」みたいな感じでしょうか。昔の人がふつうにご飯食べてたお茶碗が、ガラスのショーケースに入って、ライトを当てられて、飾られてるのを、タイムスリップしてきた昔の人が見たら、きっとビックリしますよね。そんな感じです。あっかんべー カラヤンのベートーヴェンは、ベートーヴェン自身の中に息づき、響いていた響きとはまったく違う響きのように感じました。実際、ベートーヴェンが考えた以上に完璧に鳴っていたのかもしれませんが…。自分は、下手でも、自然な呼吸の感じられる演奏の方が好きなんですよね。スマイル

今回は、ベルリン・フィルとの演奏、しかも、カラヤンがバリバリ元気だった頃のものが多かったのですが、カラヤンの晩年の演奏、例えば、ウィーン・フィルとのチャイコフスキー『ドン・カルロ』『ドン・ジョヴァンニ』『ばらの騎士』といった、もっと普遍的な魅力のある演奏も取り上げられていれば、もっと感じ方が違ったかもしれませんね。スマイル

 メタモルフォーゼンほか   カラヤンの遺産5

 チャイコフスキー後期交響曲集  『ドン・カルロ』

 『ドン・ジョヴァンニ』  『ばらの騎士』





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最終更新日  April 6, 2008 06:43:57 PM
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