2004/04/13(火)19:37
イラク邦人人質事件について
イラク邦人人質事件で、11日未明(日本時間)に「24時間以内の人質解放」という声明が出されたので一安心したのに、いつまでたっても吉報のニュースが流れない。
出てきた情報といえば、新たな3条件の提示。
なんたることだ!
確かに情報が錯綜しているのだろうが、もう躊躇している暇はなさそうだ。
国民の大半が「脅迫に屈して撤退すべきでない。」という意見が占めているようだが、マスコミに翻弄されてはいけない。
イラクは現在、シーア派スンニ派を始め、反米抵抗勢力が強まっているのです。
米国は、シーア派の親分であるサドル師を殺すことに躍起になっているようだし、イラク全土が極めて危険な状況にあるのが現実です。
もはや、自衛隊を派遣した時とは状勢が変化してるの事を知らねばならない。
日本は、彼等にしてみれば一番カモにしやすい「ソフトターゲット」として捉えている。
例えていうならば、強いジャイアンをやっつけるよりは子分のスネオかのび太を捕まえる方が楽チンと思っているのだ。
米国ジャイアンは、子分を助けるのか?
残念ながら、日米では命の重みが格段に違う。
米国は、数人の犠牲は止む無しという考えなのを知らねばならない。
考えてみてほしい。
米国は一体、今、何を目的としているのか?
政治的な交渉なんか殆ど見えない。
圧倒的に喧嘩が強い事を世界中に知らしめたいのか、やけのやんぱちになっているのか、アチキには理解不能である。
イラクの人にしてみれば、日本がいくら人道復興支援だと説明しても米国の子分の軍隊と捉えられても不思議ではない。
軽武装な上に、実戦馴れしていない日本人が狙われるのは当然とも言える。
親分の米軍が交渉なしで問答無用にドンパチやってんだから、説得力なんてまるでない。
このような状況下で、日本人がこれ以上居ても人道復興支援どころではない。
人道復興支援はアチキも賛成の立場をとる。
だが、今の時期は危険すぎる。
現在人質になっている3人の方が解放されたとしても、今すぐ撤退すべきだと思う。
そして、時期をみて人道復興支援に精を出せばいいだけのことだ。
もう一度言う。
ひとまず、日本人は、民間人も自衛隊も撤退すべし!